兵庫県淡路島ホテルニューアワジ別邸「あわじ浜離宮」の特別フロア露天風呂付き客室に宿泊しました。
このページでは、夏の味覚「淡路島産鱧づくし・淡路牛のディナーコースと、朝食バイキングを食べた感想を中心に紹介します。
なお、露天風呂付き客室のアメニティや間取りなどは前のページをご覧ください。
鱧づくしディナーコースの料理内容
- ?ノンアルコールアペリティフ
- ?島の恵み グリーティングプレート
- ?新牛蒡の冷製和風スープ パリソワール仕立て
- ?淡路島西海岸の旬魚のお造り五種取合せ
- ?島の郷土料理 淡路鱧と淡路玉葱のすき鍋・〆の淡路手延べそうめんを添えて(大鍋)
- ?鱧の天麩羅
- ?特選淡路牛のステーキ 新生姜ソース
- ?鱧の落としと地蛸の炙り
- ?御食事 御飯 鱧の赤出汁 自家製香の物三種
- ?鳴門オレンジとヨーグルトムースのパフェ
鱧(ハモ)づくしディナーコースを堪能
近畿地方の夏の味覚といえば「鱧(ハモ)」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところが、生まれ育った東京や関東地方では鱧を食べる習慣がないため、今まで鱧をいただいたことがありませんでした。
鱧は淡路島産が有名ということを知り、夕食に鱧づくしディナーコースを選べる淡路浜離宮に泊まって、人生初の鱧をいただくことに。
まずは、ノンアルコールのアペリティフで乾杯。
青梅を使った夏にぴったりの爽やかな味です。
島の恵み グリーティングプレートは、淡路島産の魚介と野菜を楽しめる一皿。
プレート中央に盛り付けられている芝海老・レンコン・コリンキー(生で食べられるカボチャ)・穴子・ミョウガなど、新鮮な食材の味を引き立てるシンプルな料理です。
新牛蒡の冷製和風スープ パリソワール仕立ては、柔らかな洋風茶碗蒸しの上にゴボウのポタージュを乗せた冷たいスープ。
コンソメベースのやさしいお味の洋風茶碗蒸しが、ゴボウ独特の香りやクセと調和してコクがある奥深い味わい。
淡路島西海岸の旬魚のお造り五種取合せは、お刺身と一緒に野菜も楽しめます。
お刺身は、エビ・鱧の湯引き・アオリイカ・アジ・鯛の5種類。
彩り豊かなお野菜は、山芋のウニ乗せ・ラディッシュ・パプリカ・人参・キュウリ・青皮紅心大根などで、どれも新鮮で美味しい。
写真の上部に写っている小さなグラスに入っているソースは、淡路産タマネギとトマトを合わせたオリジナルソース。
ソースは野菜につけていただきました。
そして、待ちに待った、淡路鱧と淡路玉葱のすき鍋の登場です。
新鮮な鱧は身が透き通っていて、とってもキレイ。
お皿の右側に盛り付けられた鱧の肝と浮袋は、新鮮な活鱧を使っているから生臭さはまったく感じません。
鱧を煮立ったお出汁に入れて、ぱっと花開いたらすぐにいただきます。
お出汁は鱧の旨味がギュッと凝縮され、上品な白身の鱧に染み込んで絶品のお味に。
初めて食べる鱧は、想像していたよりずっと美味しくて箸が止まりませんでした。
カラフルな葉野菜のスイスチャードは煮込んでも柔らかくならず、淡路タマネギは甘味が強くてシャキシャキの食感で、鱧に負けず劣らずおいしくてビックリ。
淡路島のそうめんは、揖保乃糸のような細いそうめんと違い、うどんと冷麦の中間のような食感でコシがあり、鍋にピッタリの素麺です。
すき鍋があまりにも美味しくて、写真を取るのを忘れていることに気がついたのは、食べ終わってお鍋を下げていただいた後でした・・・。
すき鍋の次は、鱧の天ぷらです。
鱧のほかに、淡路タマネギとシシトウの天ぷらもありました。
鱧はフワフワの食感になって、鍋でいただくのと全く違う感覚で味わうことができます。
タマネギはシャキシャキで甘味があり、普段食べているタマネギとは全く違って臭みがないから、タマネギが苦手でも美味しく食べられそう。
すき鍋の素麺でお腹が膨れて、天ぷらをいただいた時点で満腹に近いのですが、ディナーはまだまだ続きます。
続いて運ばれてきたのは、特選淡路牛のステーキ 新生姜ソース。
天ぷらの後にステーキだと胃がもたれそうですが、新生姜とタマネギのソースでさっぱりといただくことができます。
ハーブソルトが添えられていて、ステーキの半分はハーブソルトを漬けていただきました。
もうお腹いっぱいで食べられないと思っていたところに運ばれてきたのは、鱧の落としと地蛸の炙り。
湯引きされた鱧は心地よい酸味と甘さがある梅肉ソースで、しっかりとした歯ごたえがたまらない地ダコはマスタードソースでいただきます。
散りばめられたレッドペッパーの辛味がアクセントになり、お腹いっぱいでも美味しくいただくことができました。
最後の〆は、淡路島産のお米「ささいぶき(だったと思います)」のご飯・鱧の赤だし・お漬物です。
赤だしは鱧の旨味が濃厚で、今まで食べたことがない出汁の風味に感激。
もちろん、赤だしの具材には鱧が入っています。
キュウリの漬物・淡路タマネギの漬物・昆布の煮物で、ご飯もおいしくいただきました。
〆のお料理とは別腹のデザートは、鳴門オレンジとヨーグルトムースのパフェ。
温かいほうじ茶を飲みながら、デザートをいただきます。
下は抹茶ムースで上がヨーグルトムースの2層になっていると聞いて、最初は「オレンジと抹茶とヨーグルトって合うの?」って半信半疑で食べてみました。
3つの味が口の中で混ざると、全く合わないと思っていた組みあせが、意外にも絶妙にマッチして何とも言えない和洋折衷な味わいに。
ビールを飲みすぎてお腹いっぱいになってしまった夫の分も、美味しくいただきました。
鱧のディナーコースということで、さっぱりとしてボリュームがないと思っていましたが、どのお料理も美味しく、すき鍋はボリュームたっぷりでお腹いっぱいになり大満足。
ごちそうさまでした。
>>あわじ浜離宮の宿泊プラン一覧とディナーの詳細はこちらでチェック
無料ドリンクを飲みながらラウンジで一休み
淡路浜離宮には各階にラウンジがあり、無料ドリンクをいただくことができます。
1階ロビーラウンジに並んでいるのは、冷たいドリンクとハーブティー。
この日の冷たいドリンクは、アイスコーヒー・アイスティー・レモン水・カルピスの4種類。
ティーバッグタイプのハーブティーは全部で9種類。
ハーブティーが入っているボックスには、ハーブの効能が書いてある説明書が貼ってあります。
また、1階ロビーラウンジでは20時から24時のナイトタイムには、ハウスワインも無料で提供されます。
3階のライブラリーラウンジにも、ホットコーヒーや紅茶のホットドリンクサービスが。
淡路島に関連する書籍や無料で使えるパソコンがあって、周辺の観光情報を調べることもできます。
上の画像は2階のラウンジ。
2階のラウンジにはドリンクはないので、飲物が欲しいときは1階か3階のラウンジに行ってくださいね。
吹き抜けを取り囲むように作られた廊下を歩いて、階段側からラウンジ側から撮影してみました。
淡路浜離宮の建物はどこから見ても絵になります。
また、大浴場から出たあとに休憩できる湯上り処には、冷たい黒豆茶やほうじ茶などの身体に優しいドリンクも。
温泉でたっぷり汗をかいたあとは、忘れずに水分補給をしてくださいね。
バイキング形式でいただく朝食
淡路島産の食材がふんだんに使われた朝食は、バイキング形式となっています。
お料理は和食と洋食が半分くらいでした。
夫も私も夕食を食べすぎてしまい、朝ごはんは控えめに盛り付け。
いちばん上の画像は、アオリイカのお刺身。
夫が選んだおかずは、サバの切り身・こんぶの煮物・鯛のカルパッチョ・肉じゃが・お漬物など。
私はパン派なので、島野菜のサラダとパンを中心にセレクト。
サラダにかけるドレッシングは、淡路玉葱を使ったホテルオリジナルドレッシングを選びました。
おかずは、鯛のカルパッチョ・野菜の煮物・焼き穴子・淡路産ジャガイモのコロッケ・魚介のグラタンなど。
パンは、ミニ食パン・クロワッサン・ミルクブレッドの3種類。
コンフィチュール(ジャム)も、淡路島産のフルーツを使って作られていて美味しかったです。
お腹いっぱいになったところに鯛の握り寿司が登場して、つい持ってきてしまいました。
別腹のデザートは、島産フルーツのジャムをかけたヨーグルトとコーヒーゼリー。
海と松原を見ながら、ゆったりと朝食をいただくことができました。
あわじ浜離宮の夕食と朝食は、どのお料理もおいしくて大満足。
次は、冬の味覚のフグの季節に泊まりたいと思います。
あわじ浜離宮の詳細情報
- 住所:兵庫県南あわじ市松帆古津路970-81
- 電話番号:0799-36-3111
- 最寄駅:
三宮駅より高速バスに乗り、陸の港西淡で下車。
陸の港西淡より無料送迎車で約7分 - 駐車場:あり(無料)
- チェックイン: 15:00-24:00
チェックアウト: 10:00(特別フロアは11:00) - 総部屋数:29室
- wifi:無料Wi-Fiあり
- 自動販売機:なし
- コインランドリー:なし
- 大浴場:あり(天然温泉)
- 温泉:南あわじ温泉郷 「潮崎温泉」
- 泉質:ナトリウム炭酸水素塩温
- 効能:関節痛・筋肉痛・五十肩・神経痛・婦人病・冷え性・打ち身・火傷・慢性消化器病
- 自転車:自転車の無料貸し出しサービスあり
- 日帰り入浴・デイユースプラン:
温泉入浴+夕食プランで利用可能(客室の利用は不可)
※このページの内容は宿泊時および執筆時のものになります。現在はサービス内容やバス運賃などが変更になっている可能性があります。