東京ステーションホテルの、ドームサイドコンフォートキングルームに宿泊しました。
東京ステーションホテルは東京駅に直結したスモールラグジュアリーホテルです。
このページでは、ドームサイドコンフォートキングのインテリアやアメニティ、客室からの眺望などを紹介します。
なお、朝食バイキングを食べた感想は次のページで紹介しています。
ドームサイドコンフォートキングルームの眺望
東京駅丸の内改札のドームを、部屋から眺めることができるドームサイドの客室。
ドームサイドキングルームはキングベッドが1台設置され、窓が1面の客室。
ドームサイドコンフォートキングルームは、窓が2面の眺望の良い部屋になります。
どうせ泊まるなら眺めがよいほうがいいと思い、ドームサイドコンフォートキングルームを予約しました。
部屋に入って窓の外を見ると、ドームの天井が想像以上に近いです。
JRの改札を通り抜ける人たちを上から見ることができて、いつも通っている東京駅とは違う場所のように感じました。
ドームを部屋から眺めることができるのはドームサイドルームのみですが、宿泊者専用のドーム観覧スペースもあります。
壁には東京駅の丸の内駅舎の復元方法や配置図などのパネルが展示されています。
復元工事や駅舎の歴史を知ることができました。
客室の広さとインテリア
東京ステーションホテルにはシングルルームがないため、1人で宿泊するときは基本的にキングルーム・クイーンルーム・ツインルームのシングルユースになります。
ドームサイドコンフォートキングルームには、キングベッドが1台と1人掛けソファが1台、デスク用チェアが1脚置いてあります。
キングベッドなので2人で眠っても、十分ゆったりと使えるサイズになっています。
上の画像のようにベッド周辺のスペースはあまり広くありません。
ドームサイドの部屋を2人でゆったりと使いたいときは、ベッドが2台あるドームサイドスーペリアツインルームがオススメです。
ドームサイドキングルームの広さは30平米。
今回は1人で泊まったため、ゆったりと過ごすことができました。
ちなみに、ドームサイドコンフォートキングルームの入口は上の画像のような感じ。
ずっしりとしたダークブラウンのドアをあけて部屋に入ると、右側にクローゼットの引き戸があります。
クローゼットの前から部屋の中を撮影したのが上の画像。
また、東京ステーションホテルの中でも、ドームサイドルームは天井がとても高い客室で圧迫感がありません。
上の画像は、部屋の中から入口を撮影しました。
円形のドームの内側に向かって部屋が並んでいるため、部屋の形は台形になります。
客室のアメニティ
東京ステーションホテルは、スモールラグジュアリーホテルというだけあってアメニティも充実。
デスク上のクラシカルなミラーは、鏡の部分が魚眼レンズのようになっています。
デスク上に並んでいた本は、「英語で書かれた東京オリンピックを紹介する冊子」「Discaver Japan」「SMALL LUXURY HOTELS」の3冊。
SMALL LUXURY HOTELSは世界各国のスモールラグジュアリーホテルを紹介している本。
東京ステーションホテルの他、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」宮古島の「シギラベイサイドスイートアラマンダ」など、日本で掲載されているホテルは数軒だけでした。
デスクの引き出しの中にはアート系の雑誌・ホテルの案内・鏡・LANケーブルなどが入っています。
テーブルのコンセントは机の中に隠れていて、使いたい時はフタを上げて使うタイプ。
LAN差込口・AC100Vのコンセントが3口あり、海外仕様の製品でも差し込めるようになっています。
有線LANのほかに無料のWi-Fiも利用可能で、パスワードを入力して接続したらサクサクと動いて快適でした。
テレビ下の扉を開けると、食器やコーヒー類と冷蔵庫が収納されています。
一番上の棚にセットされているドリンク類は、紅茶・ホテルオリジナルのドリップコーヒー・日本茶・ミニボトルのお酒類・おつまみなど。
紅茶・コーヒー・お茶は無料ですが、お菓子やお酒は有料です。
2段目にはグラス類や栓抜き、湯飲み茶碗が入っていました。
ぱっと見ただけでも、上質な食器であることが分かります。
一番下の棚に入っていた食器は、カップアンドソーサー・アイスペール・湯沸かしポット。
冷蔵庫の中にはビール・日本酒などのアルコール類・ソフトドリンク・ミネラルウォーターが入っています。
アルコール類やソフトドリンクは有料ですが、ホテルオリジナルのミネラルウォーターは無料。
ミネラルウォーターには、東京ステーションホテルの文字と駅舎のイラストがデザインされています。
ベッドサイドのナイトテーブルに置いてあるのは、目覚まし時計・電話・ホテルオリジナルの原稿用紙タイプのメモパッド・ホテルロゴ入りのボールペンなど。
原稿用紙デザインのメモパッド・ロゴ入りボールペン・ステッカー2種が入った「文豪セット」にも、部屋に置いてあるものと同じメモパッドとボールペンが入っています。
画像はありませんが、ナイトウェアが入っている下の引き出しには、セーフティボックスが収められていました。
反対側のナイトテーブルには、アイパッドなどと接続できるスピーカーが。
クローゼットの中には、ハンガー8本・洋服ブラシ・靴べら・使い捨てスリッパなどが入っています。
下に置いてあるスリッパは、ビジネスホテルでよく見る白い使い捨てタイプより少しふっくらとしている感じです。
ホテルのロゴが入っているのかな?って思っていたら、予想に反して普通の使い捨てスリッパでした。
クローゼットの反対側の扉を開けると、アイロンとアイロン台が入っていました。
ナイトウエアのデザイン
ナイトテーブルの上の引出には、ワンピース(ガウンタイプ)のナイトウェア2着と非常用のペンライトが入っています。
ツーピース(パジャマタイプ)のナイトウェアではないのが残念です。
セパレート設計のお風呂とトイレ
客室のお風呂とトイレは独立したセパレートタイプで、とても使いやすい設計。
ユニットバスじゃないのが嬉しいです。
洗面台が中央に設置され、左側がトイレで右側がバスルームになっていました。
バスルームには窓がありませんが、バスルームの仕切りがガラスになっていて圧迫感がありません。
また、バスルームの天井にはレインシャワーがついているので、シャワー派の人も満足できるバスルームだと思います。
バスタブは大きめで、足をのばしてゆったりとお湯に浸かることができます。
洗い場も使いやすくて、自宅のように寛いて入浴することができました。
広すぎず狭すぎない使い勝手の良いトイレスペース。
便座のフタは自動開閉タイプです。
バスアメニティの種類
トイレのドアは曇りガラスになっています。
トイレも窓がありませんが、曇りガラスのドアにすることによって、狭さを感じない空間になっていると思いました。
ドア横には、しっかりとした厚手のパイル地製のバスローブが2着かかっています。
洗面台の蛇口は、インテリアと同じテイストのクラシカルなデザイン。
HOT・COLDと書かれた取手を内側に向かって回すと、お湯と水が出ます。
洗面台上のトレーに入っているアメニティグッズ。
ボディタオル・ヘアーブラシ・カミソリ・シェービングジェル・歯ブラシセット・ENGLISH SPAのESローション(ボディローション)・綿棒・ヘアバンド・シャワーキャップ。
良い香りに癒やされるENGLISH SPAのESソープ(化粧石けん)。
ラグジュアリーホテルに泊まる時は、シャンプーや石けんはどんなブランドでどんな香りがするのかな?って、行く前から想像するだけでも楽しいものです。
東京ステーションホテルのENGLISH SPAシリーズは好みの香りだったので、使わずにお土産としていただいてきました。
洗面台の下にはカゴ・ボックスに入ったドライヤー・バスタオルが置いてあります。
床の上に置いてあるのは、円形のヘルスメーター。
ガラスとシルバーカラーのスタイリッシュなヘルスメーター。
一瞬、体重を計ってみようと思いましたが、旅行で食べすぎて身体が重くなっていたので怖くて乗れませんでした。
バスルームに置いてあるミニサイズのシャンプー・コンディショナー・ボディソープも、もちろんENGLISH SPAのESシリーズ。
それぞれ2個ずつ、2セットが揃っていました。
大浴場は地下のスパを利用
東京ステーションホテルには大浴場や温泉はありませんが、地下のフィットネスクラブに併設されたスパ(温浴施設)を利用することができます。
女性用スパには人工温泉・人口炭酸泉・サウナがあり、ブルーの照明でライトアップされた浴槽でゆったりと入浴すれば、日ごろの疲れも吹き飛ぶかも。
新陳代謝アップすると女性に人気の炭酸泉ですが、浴槽が小さく4人入ると窮屈に感じるサイズです。
ゆったりと炭酸泉に入りたいときは、夕方や早朝など空いていそうな時間に行くのがオススメ。
なお、スパを利用するのには2,000円(※宿泊時の料金)の利用料がかかります。
利用料金が高いなと感じるときは、部屋のお風呂にお気に入りの入浴剤を入れて入ってみてはいかがでしょうか。
セパレートのお風呂なので、ユニットバスのような使いにくさを感じずに長湯ができます。
東京駅直結のアクセス
東京ステーションホテルの入口は、JR丸の内南側改札の前(ドームの中)と、建物方出た外側の丸の内中央口と南口の間にあります。
JR丸の内中央改札口を出ると、東京ステーションホテルの案内があるので、改札を出ずに手前を左に曲がりましょう。
JR丸の内南口改札を出ると、右側にホテル入口があります。
丸の内中央口・丸の内北口の改札を出てしまった場合は、駅舎の外に出て左方向に進みます。
しばらく歩くとホテルのエントランスが見えてきます。
羽田空港からのアクセスですが、モノレールで浜松町まで出て、浜松町でJR京浜東北線か山手線に乗り換えて東京駅で下車するのが一番楽に移動できます。
山手線と京浜東北線は丸の内改札に近いので、広い東京駅構内をあまり歩かずにホテルに行くことができます。
文豪セットや限定スイーツはお土産に人気
部屋のデスク引出に入っているファイルには、オリジナルステッカー2種類やポストカードと一緒に、東京ステーションホテルオリジナルグッズのパンプレットが入っています。
一番人気の「文豪セット」は、部屋に置いてあるステッカー2種類とホテルロゴがデザインされたボールペン・原稿用紙のマス目が印刷されたメモパッドのセット。
その他、ホテルオリジナルのドリップコーヒー3Pセット・東京駅丸の内駅舎イラストが印刷されたクッキーなどもオススメ。
ホテルオリジナルグッズは、JR丸の内改札を出て左側にある松屋(MATSUYA)で販売しているので、宿泊しなくても購入できます。
また、ホテル2階には「とらや」があり、ランチを食べたり東京駅限定の羊羹などを買うことができます。
今回、オリジナルスイーツとスパの利用券付きプランで予約をしたら、虎屋の限定羊羹がついてきました。
館内ツアーガイドを片手にホテル内を探検
ホテルのチェックイン手続きをすると、東京ステーションホテルの館内ツアーガイドをもらえます。
ガイドを片手にホテルの中を探検したら、丸の内駅舎の歴史を知ることができて、他のホテルとは違う楽しみ方ができました。
東京ステーションホテルは駅舎2階の一部と3階のほぼ全てが客室になっています。
東京駅の丸の内側を歩いたことがある方なら想像できると思いますが、駅舎となっている建物は横にすごく長い構造。
建物が長いから、もちろん廊下もとっても長くて、端っこの部屋になったら遠くて驚くかもしれません。
ちなみに、ホテルのフロント側(南口)から、今回アサインされた北口側の客室まで5分くらいかかりました。
上の画像は、ホテルの中央付近にある螺旋階段。
ホテルの中心部にはビジネスセンターもあり、仕事に集中したい時には便利です。
上の画像は2階の客室階専用エレベーター。
エレベーターの中は鏡張りで重厚な雰囲気です。
上の画像は2階のエレベーターホール。
エレベーターホールから客室フロアの廊下に入るためには、ルームキーのカードをかざして自動ドアを開ける必要があります。
セキュリティもしっかりしていて安心です。
まとめ
東京で生まれ育ったくせに、ずーっと存在を知らなかった東京ステーションホテル。
高評価の口コミを見て、いつかは泊まってみたいと思いつつ、実家がある東京で一人で泊まるには少し高いなと躊躇していました。
今回、美味しいと評判の朝食バイキングをどうしても食べたくて、スパと限定スイーツ付きのプラン(約42,000円)でドームサイドのお部屋に宿泊。
ホテルの方のホスピタリティが素晴らしく、廊下ですれ違う時の絶妙なタイミングでの気持ち良い挨拶や、朝食時の対応など心から満足できる滞在となりました。
東京駅直結のレトロでクラシカルな空間で優雅に過ごすのは、自分へのご褒美にピッタリ。
もちろん、女性同士や夫婦・カップルにもオススメです。
最初は、宿泊料金がちょっと高いと思っていましたが、料金以上の満足感を得られるホテルで泊まって良かったと思います。
東京ステーションホテルの詳細
- 住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
- 電話番号:03-5220-1112
- アクセス:JR東京駅丸の内南口に直結
- 駐車場:あり 1拍2,000円(予約不可)
- チェックイン: 15:00ー29:30
チェックイン: 12:00 - 朝食時間: 6:30-11:00(L.O.10:30)
- 大浴場:地下にあるスパの温浴施設を利用可能
※スパは別料金 - 無料Wi-Fi:あり
- 有線LAN接続:あり
- ビジネスセンター:あり
- 自動販売機:なし
- コインランドリー:なし
※このページの内容は宿泊時のものになります。現在はアメニティや仕様が変更になっている可能性があります。