運河の宿 おたるふる川に夫婦旅行で「運河側ツインルーム」に宿泊。
そのあと、一人旅で「市街地側シングルルーム」に宿泊しました。
このページでは、運河の宿 小樽ふる川の客室からの眺望とアメニティの他、フリードリンクの宿泊者専用ラウンジと天然温泉大浴場について紹介します。
会席料理の夕食と朝食バイキングを食べた感想とメニューについては、次のページで紹介しています。
小樽運河側ツインルームの眺望
おたるふる川の客室は、観光名所の小樽運河側と市街地側の2種類の眺望から選ぶことができます。
人気の客室は小樽運河側で、夫婦旅行では運河側ツインルームを予約しました。
アサインされた5階のツインルームに入ると、最初に目に入ってきたのが丸テーブルとロッキングチェアです。
目の前が「小樽雪あかりの路」の会場で、窓からは多くの人が行き交う様子を見ることができました。
シングルルームの眺望
シングルルームは全室が最上階の市街地側になります。
小樽運河側の客室はツインルームとトリプルルームのみで、運河側にシングルルームはありません。
部屋からの眺望は、上の画像のような感じです。
一人旅で小樽運河側の部屋に泊まりたいときは、ツインルームに一人で泊まるプランを選べば小樽運河を部屋から眺めることができます。
レトロな和モダンなインテリア
2台並んだ120センチ幅のシングルベッドは、レトロで和モダンな雰囲気。
サイドボードに置かれたステンドグラスのライトが、レトロなムードを演出しています。
部屋の入口から見ると、ベッドやテーブルは上の画像のようにレイアウトされています。
運河側ツインルームの広さは26平米で、床が広く取られていて2人でゆったりと使うことができました。
また、部屋によってインテリアが異なるため、リピートしても飽きることがなさそうです。
客室のアメニティ
ツインルームのサイドテーブルは、照明のスイッチ・窓のカーテンの開閉スイッチ・アラームクロック・コンセントが1口ついています。
ベッド周りにコンセントが1口だけなのは不便ですが、古いホテルだから仕方がないのかも。
デスク兼テレビ台の上には、女性目線で揃えられたアメニティグッズがカゴに入っています。
- 足指パッド
- 貼る使い捨てカイロ
- 貼らない使い捨てカイロ
- ハーブとヒアルロン酸配合リフレッシュシート
- コエンザイムQ10配合フェイスマスク
温泉上がりに足指パッドを使ったら、歩き疲れた足が楽になりました。
カゴの横には、手作りのハンドクリームが並んでいました。
ハマナスローズの香り・ラベンダーの香り・和ハッカの香り・無香料の4種類のハンドクリームは、気に入ったらフロント横の売店で購入することができます。
テレビ周辺には、お湯が沸かしてあるポット・湯呑み茶碗・スティックタイプの緑茶とほうじ茶が並んでいます。
お湯が沸いているので、部屋に入ってすぐにお茶が飲める心遣いが嬉しいです。
テレビ下のスペースには、冷蔵庫と空気清浄機が並んでいて、冷蔵庫の中には冷水筒とコップが入っています。
温泉から出た後、喉が渇いたときに冷たい水が飲めて便利だと思います。
窓側のラウンドテーブルの上には、名物の「かりんとう饅頭」と小樽の風景が描かれた塗り絵ハガキ、色鉛筆が置いてありました。
本のように見える色鉛筆セットは何十色も入っていて、微妙な自然の色合いを表現することができます。
小樽運河の風景を眺めながら塗り絵をして、世界に一つだけの小樽の風景を大切な人に送っても良いかもしれません。
ナイトウェアと館内着のデザイン
コンパクトサイズのクローゼットには、作務衣(さむえ)・上着・セーフティボックス・タオルなどが入っています。
クローゼットの引き出しに入っていたアメニティは、LサイズとMサイズの作務衣が1着ずつと、足袋ソックスが2足。
温泉大浴場に持っていけるビニール製の巾着が2袋。
L・Mサイズの作務衣が合わない時は、SサイズとLLサイズを用意してもらうこともできます。
「ふる川」の文字が笑顔に見えるようにデザインされた巾着。
お地蔵さまが笑っているように見えて、ほっこりします。
下の引き出しに入っていた備品は、バスタオルとフェイスタオルが2枚ずつ。
大浴場にはタオルが揃っているので、こちらのタオルは部屋専用になっています。
作務衣はブルー・グレーのサラッとした布地で作られ、温泉で汗をかいた後でも気持ちよく着ることができました。
部屋の入口にはスリッパが並んでいます。
ホテル内は、グレーの作務衣とスリッパで過ごすことができます。
シングルルームの間取りとインテリア
運河の宿 おたるふる川のシングルルームの広さは13平米で、セミダブルベッドが1台設置された部屋になります。
普通のビジネスホテルのような面積なので、若干狭いと感じるかもしれません。
広くはありませんが、1人で泊まってみたら狭すぎると感じることもありませんでした。
窓側にはデスクが設置され、デスクの端には24インチくらいのテレビが置いてあります。
テレビ下のボックスはセーフティボックスです。
ベッドの枕元には薄型の棚が設置され、効率よくアメニティが収納してあります。
アメニティの種類は、以前泊まったツインルームとほぼ同じでした。
ベッドの枕元は壁になっていて、足元が窓側になります。
決してゆとりある空間ではありませんが、それほど狭いと感じることもなく快適に眠ることができました。
客室のお風呂は独立している?
部屋のお風呂は、トイレとお風呂が一緒になったユニットバスになります。
バスタブの大きさは、男性が入ると少し狭いと感じそうな小さめサイズ。
小さなバスタブですが、私は天然温泉大浴場を利用したので、部屋のお風呂には入りませんでした。
大浴場を利用する分には不便は感じないと思います。
シングルルームのバスルームは、ツインルームに比べるとすごく狭いです。
トイレ・洗面台・バスタブが狭い空間にギュッと詰め込まれた印象。
大柄な男性は洗面台やトイレが使いにくいかもしれません。
バスルームのアメニティ
バスルームには最低限のアメニティグッズが揃っています。
- コップ
- カミソリ
- 歯みがきセット
- 綿棒
- レディスセット(ヘアゴムとコットン)
- ヘアブラシ
- ヘアバンド
上の画像の右上にすこしだけ写っているボトルは、トイレ用の消臭スプレーです。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープは、壁に取り付けられた容器に入っています。
容器には「SHISEIDO」のロゴが入っていますが、実際に入っているシャンプー類のブランドは分かりませんでした。
部屋のシャンプー容器を見ると、えーっ!?と思ってしまうかもしれませんが、ご安心を。
大浴場には代表的なブランドのシャンプーとコンディショナーが揃っていて、好きなものを使うことができます。
トイレットペーパーは、無香料と桜の香りの2種類がホルダーにセットされ、どちらもダブルタイプです。
予備のトイレットペーパーも2種類置いてありました。
大浴場のシャンプーと化粧品
部屋のシャンプーは「うーん」な感じでしたが、大浴場のシャンプーバーは種類が充実しています。
大浴場のシャワーブースに並んでいるシャンプーのブランドは1種類ですが、入り口にはシャンプーバーも設置。
シャンプー類が並んだ棚には、パンテーン・メリット・ヴィダルサスーン・LUX・エッセンシャル・いち髪・TUBAKIなど様々なブランドのシャンプーとコンディショナーが並び、好きなものを使うことができます。
また、脱衣所の洗面台には温泉旅館やリゾートホテルで見ることが多い、エルソワ化粧品の「クリスタルピーリングジェル」と「美白クリスタルゲル(オールインワンゲル)」が並んでいました。
【3980円以上送料無料】エルソワ クリスタルピーリングジェル(本体150g+詰替300g)
エルソワ化粧品のクリスタルピーリングジェルは敏感肌でも使えて、数年前に温泉旅館で使ってファンになりました。
自宅でも週1回くらい使ってスキンケアしています。
その他、資生堂のフェイスソープとポーラ エステロワイエのクレンジング・化粧水・乳液も完備。
手ぶらで泊まっても困ることはなさそうです。
フリードリンクの光ラウンジ
1階フロントの奥の「光ラウンジ」は、宿泊者が自由に使える共用スペース。
ラウンジにはデザインが異なるレトロなソファが並び、好きな場所で寛ぐことができます。
壁に設置された大きなスピーカーから流れるのは、ゆったりとした曲調のクラシック音楽。
小樽に関連する書籍や北海道のトラベルガイドなども揃っているので、翌日以降のスケジュールを組むのも良いかも。
棚や壁には北海道の民芸品の木彫りや、ガラス細工のいろいろな魚達があちこちに飾られています。
上の画像(鮭?)の他に、ヒラメや毛ガニのステンドグラスも飾ってありました。
また、光ラウンジの一角に無料で使えるパソコンコーナーがあり、ちょっとした調べ物をするのにも便利です。
ラウンジの一番奥にある喫煙室は小樽運河が見える大通りに面しています。
私はタバコを吸いませんが、撮影するために少しの間だけ喫煙コーナーにいたら、5人通ったうち3人と目が合いました。
光ラウンジの入り口には、コーヒーマシンやドリンク類が並んでいます。
コーヒーマシンにセットされている豆は、フェアトレード商品の有機栽培珈琲と運河ブレンドの2種類。
アメリカン・レギュラー・ストロングの3種類から好みの濃さで抽出できます。
コーヒー以外の温かいドリンクは、紅茶・ゆず茶・昆布茶。
夜になると赤玉ワインも並びます。
ドリンクコーナーの食器棚にマグカップが並び、好きなデザインを選んで使うことができます。
部屋で飲みたい場合は、使い捨ての持ち帰り用カップを使いましょう。
無料の牛乳・ビネガードリンクと冷凍フルーツ
2階の大浴場出入り口近くの冷蔵庫には、牛乳とビネガードリンクが入っていて、隣の冷凍庫には冷凍フルーツが入っています。
私が泊まった日はザクロ酢のドリンク、冷凍フルーツはパイナップルでした。
温泉で汗をかいたあとに飲むビネガードリンクや牛乳はとても美味しいですが、お酢や牛乳が苦手な場合は自動販売機で好きなドリンクを買うこともできます。
自販機はソフトドリンクとアルコールを販売している2台が並んでいました。
ランドリーコーナーとマッサージチェア
宿泊者専用ラウンジ横の階段を上がった2階は、ゆったりと寛げるライブラリースペースになっています。
小樽運河を眺められる窓の前には、ロッキングチェアも並んでいました。
2階のライブラリーは、いつ行っても人がいなかったので、運河を眺めながら静かな時間を過ごすのに最適なスペースだと思います。
ライブラリーの横の部屋はランドリールームになっています。
利用料金は1時間500円・2時間1,000円。
コインランドリーより高めの料金設定ですが、鍵をかけられるので安心して利用できると思いました。
本館2階のレストラン前には、無料で使えるマッサージチェア2台とソファが並んでいます。
温泉の出入り口にも近いため、温泉から出たあとでマッサージチェアでコリをほぐしたら、体の疲れが取れました。
また、マッサージチェアの前の棚には無料で使えるグッズがたくさん並んでいます。
- フットマッサージャー
- ネイルセット
- 美顔器
- ポータブルプレイヤー
- 万歩計
- ダイエット器具
- キントレグッズ
- 足裏マッサージ器
- ネックマッサージャ
- フットマッサージャー
- ゲーム用品
これらの無料貸し出しグッズは、スタッフの方が「あったらいいな」と思うものを揃えているとか。
部屋に持ち帰って自由に使えるのが嬉しいですね。
足湯・浴衣・レンタサイクルのサービス
運河の宿おたるふる川では、浴衣と下駄のレンタルや、レンタサイクルサービスも行っています。
雪が積もっている時は無理ですが、好みの浴衣をレンタルして街を散策したり、レンタサイクルで観光することもできます。
ホテル入口横にはレンタル浴衣用の下駄が並んでいました。
建物の外(玄関の横)にある足湯は、無料で誰でも入ることができます。
ちょっと疲れた時に足湯に浸かって休憩すれば、足の疲れが取れるかも。
ただし、タオルは置いていないため準備が必要で、悪天候時は足湯はお休みすることもあるそうです。
ペットが一緒に泊まれる客室
結論から言うと、運河の宿おたるふる川にはペット同伴可能な部屋はありません。
ですが、同系列のホテルではペットと止まることができます。
ペットと泊まれる宿は、白老温泉 海の別邸ふる川と定山渓温泉 ぬくもりの宿ふる川。
上記2施設には、犬と一緒に泊まれる愛犬ルームがあります。
ペット同伴で泊まりたいときは、定山渓温泉か白老温泉のふる川をチェックしてくださいね。
まとめ:小樽ふる川の口コミの良さに納得
運河の宿小樽ふる川は、小樽周辺で口コミがとても良いホテルです。
正直、建物や設備は古さを感じますが、それが逆にレトロで小樽の街並みにマッチして良い感じ。
ホテルの方の接客も良く、小樽運河を眺めながらリラックスして過ごすことができました。
お食事もとても美味しくて、手作り感たっぷりのお惣菜が並ぶ朝食バイキングはとても良いと思います。
小樽に旅行する際は、また利用したいと思うホテルでした。
運河の宿おたるふる川の詳細
- 住所:北海道小樽市色内1-2-15
- 電話番号:0134-29-2345
- 最寄駅:JR小樽駅 徒歩約13分
- 駐車場:あり(20台・1泊500円)
- チェックイン: 15:00~24:00
チェックアウト: 12:00 - 自動販売機:あり
- コインランドリー:ランドリールームあり
- 電子レンジ:なし
- 無料ドリンク:コーヒー・ゆず茶・昆布茶・ビネガードリンク・ワインなどあり
- Wi-Fi:あり
- 大浴場:あり(天然温泉・泉質 ナトリウム塩化物泉)
※このページの内容は宿泊時のものです。現在はサービス内容やアメニティなどが変更になっている可能性があります。