神戸ルミナリエは12月上旬～中旬に開催されてきました。
2020年と2022年は新型コロナウイルスのため開催中止になりましたが、2022年は開催されるのでしょうか？
このページでは、神戸ルミナリエ2022の開催期間のほか、行列に並ばないで見る方法、アクセス、会場周辺のホテル、オススメのツアーなど徹底的に調べた結果をまとめています。
また、神戸ルミナリエの見どころ、イルミネーションに込められた意味、今後も存続させるためにできることも併せて紹介します。
神戸ルミナリエは赤字から黒字に
神戸ルミナリエが始まった頃の開催期間は、12月上旬からクリスマスが終わるまででした。
ところが、徐々に開催期間が短くなり、2015年からは過去最短の10日間になってしまいました。
さらに、2016年12月の決算は、企業協賛金と個人募金が減った影響で赤字に転落。
協賛金や募金が増えないと運営資金が足りなくなり、ルミナリエの存続が難しくなる状況に陥りました。
2017年は「ふるさと納税」などで収入が増え、2018年・2019年も黒字決算になり存続の危機は免れました。
現在は黒字ですが、再び赤字に転じれば存続が難しくなるのは明白です。
会場では1人100円募金を行っています。
今後も神戸ルミナリエの美しいイルミネーションを見るためにも、募金してはいかがでしょうか。
また、募金をすると記念カードをもらえるので、ちょっとだけ良い事をした気分になれます。
開催期間が短い理由
神戸ルミナリエが始まった当初はクリスマス過ぎまで楽しめたのに、現在は開催期間が短くなってしまいました。
開催当初は企業からの協賛金や個人からの募金も多く集まったため、開催資金に余裕がありました。
ところが、協賛した企業は神戸ルミナリエ会場に広告を出せても、売上増に効果がないことが分かってしまいます。
さらに、景気後退の影響も重なり、開催資金の大きな柱だった企業からの寄付が減少の一途をたどる事態になりました。
また、クリスマス前に終わってしまうもう一つの理由は、ルミナリエに人が押し寄せても、地元の商店にお金が落ちないことです。
19時ごろには元町駅や三宮駅からルミナリエ会場の行列に向かって多くの人が歩いて行きますが、商店街の前は素通りだけで早々に店じまいするお店も。
お店を開けていても開店休業状態になってしまい、長期間の開催は地元商店からの反発が大きいことから、クリスマス過ぎまで開催するのが難しくなっています。
イルミネーションが設置される場所
神戸ルミナリエのイルミネーションが設置される場所は、神戸市役所横にある「東遊園地」とブランドショップが並ぶ旧居留地の「仲町通り」になります。
光のゲートが並びトンネルのように見える場所は仲町通り（上の画像）。
広場を囲うようにイルミネーションパネルが設置される場所が東遊園地です。
なお、仲町通りは一方通行となっているため、東遊園地から入ることはできません。
光のゲートを見るためには「元町駅」か「旧居留地・大丸前駅」から、指示された観覧ルートを通って仲町通りまで歩く必要があります。
神戸ルミナリエの行列ルートと最寄駅
神戸ルミナリエは、指定された観覧ルートに沿って長い行列ができます。
最寄駅は「元町駅」か「旧居留地・大丸前駅」で、駅を出てすぐの場所が観覧ルートのスタート地点です。
また、神戸ルミナリエ開催期間中は17時から交通規制が始まり、観覧ルートはゲートで囲まれるため途中から割り込むことはできません。
三宮からルミナリエ会場まで最短距離で行こうと思っても、観覧ルートがゲートで囲まれているため、元町駅近くまで歩くことになるので注意が必要です。
ちなみに、上の地図は私が神戸ルミナリエに行った時に誘導されたルートです。
青い点線が会場までの観覧ルートで、赤い点線と東遊園地がイルミネーション会場になります。
イルミネーション点灯の瞬間を見る方法とは
神戸ルミナリエが点灯する瞬間を見る方法は簡単で、明るいうちから並んでいれば、光のゲートの正面の場所を確保できて点灯する瞬間を見ることができます。
神戸ルミナリエの平日の点灯時間は18時なので、17時前に行って並んでいれば最前列かすぐ後ろの場所を確保できる可能性が高いです。
18時直前に行くと、すでに行列ができていることが多いため、点灯の瞬間を見ることができる可能性は低いでしょう。
また、観覧ルートへの割り込みを防ぐための柵が設置されるのは17時ごろなので、17時少し前なら三宮駅から最短ルートでイルミネーション会場まで歩くこともできるメリットがあります。
上の画像は、2018年の神戸ルミナリエ初日に16時30分ごろに撮影しました。
神戸ルミナリエ会場（仲町通り）には、16時30分という時間にもかかわらず、すでに多くの人が集まっていました。
初日で点灯セレモニーもあったため、通常より早い時間から人が多かったようです。
ちなみに、前年は開催初日から数日後の平日に行ったので、17時10分ごろに会場に着いても、最前列に近い場所を確保することに成功しました。
週末は大混雑しますが、月曜から木曜なら17時ごろに会場に行けば、行列の先頭付近でイルミネーション点灯の瞬間を高確率で見ることができます。
週末の遅い時間に行くと、長くのびた行列に並んで迂回ルートを延々と歩く可能性もあるので、早い時間に並んで見るほうが効率が良いかもしれません。
上の画像は平日の18時30分ごろ。
17時ごろから並んで行列の先頭で点灯の瞬間を見て、東遊園地会場のイルミネーションを見終わったのが18時20分ごろ。
旧居留地の大丸神戸店に買い物に行こうと歩いていたら、すでに長い行列ができていました。
旧居留地のイルミネーションも楽しむ
早い時間に行けば長い行列に並ばずに神戸ルミナリエを楽しめますが、遅い時間しか行けないときもありますよね。
行列に並んだときは、ルミナリエ会場までの観覧ルートを歩きながら、旧居留地の夜景を楽しんではいかがでしょうか。
上の画像の大丸神戸店は旧居留地の雰囲気に合うように設計され、まるでヨーロッパの街を歩いているような気分になれるビュースポットです。
観覧ルートは大丸神戸店の横を通ります。
大丸神戸店には、本格的なラテアートやコーヒーを楽しむことができるカフェ「カフェラ」があり、オープンエア席が人気となっています。
上の画像は旧居留地のセレモニーハウス。
毎年美しいイルミネーションが施され、クラシカルなクリスマスツリーが飾られます。
点灯の瞬間の動画
神戸ルミナリエ点灯の瞬間を撮影しました。
Youtubeに投稿した動画は2017年のものになりますが、イルミネーションが点灯する瞬間の雰囲気を楽しんで頂けれると嬉しいです。
ルミナリエ点灯の前に、神戸の子どもたちが歌う鎮魂の合唱とミサ曲が流れます。
曲が終わると鎮魂の鐘が鳴り、イルミネーションが一斉に点灯し、暗かった会場入口が一瞬で昼間のような明るさに。
点灯の瞬間と消灯式は、何回見ても感動します。
行列に並ばないで見る方法とは
神戸ルミナリエの会場は2つに分けることができます。
最大の見どころは、光の門から東遊園地まで続く光のトンネル。
仲町通りに設置される光のトンネルは一方通行なので、行列ができた後は並ばずに見ることはできません。
一方、行列ができていても並ばずにイルミネーションを見ることができるのが「東遊園地」会場です。
東遊園地は広場を囲うようにイルミネーションパネルと中央にドームが設置され、三宮駅から歩いて行くこともできます。
東遊園地から光のトンネルまでの距離は数十メートルですが、東遊園地側から入ることはできないのでご注意を。
東遊園地の噴水広場にもイルミネーションが設置され、噴水を囲うように地元レストラン等が手がける屋台が並びます。
噴水広場では音楽を楽しめるイベントも開催されるので、地元グルメと音楽を楽しみながらイルミネーションを堪能してはいかがでしょうか。
神戸市役所の展望室は眼下にルミナリエが見える
東遊園地に隣接する神戸市役所の展望室からは、神戸ルミナリエを真下に見ることができます。
混雑時はエレベーターに乗る行列ができることがありますが、展望室は無料で入ることができるのが魅力。
東遊園地を出たあとは神戸市役所の展望室に行って、地上から見るルミナリエとは違う美しさを楽しむのがオススメです。
アクセスが良いホテル
神戸ルミナリエの会場に近いホテルは、オリエンタルホテル・ホテルトラスティ神戸旧居留地・ホテルヴィアマーレ神戸など。
ホテルから会場までは近いですが、ホテルに泊まっていても行列ができているときは、並ばずに光のトンネルを通ることはできません。
神戸ルミナリエの会場は三宮駅が最も近い駅になりますが、行列ができている時は元町駅から歩くのが最短距離になります。
並ぶことを考えると、元町駅・旧居留地周辺・三宮駅の周辺に位置するホテルなら、どのホテルでも会場へのアクセスは大差はありません。
女性にオススメの三宮駅・元町駅周辺のホテルは、ホテルピエナ神戸・ホテルケーニヒスクローネ神戸・オリエンタルホテル・北野ホテル。
駅からは離れますが、「神戸みなと温泉蓮」はおいしい食事と天然温泉も楽しめてオススメです。
オススメした5つのホテルは、どこも朝食が美味しいので泊まって失敗したと思うことはないと思います。
神戸ルミナリエ2022の開催期間
神戸ルミナリエ2022の開催期間ですが中止が決定しましています。
開催中止の理由は、デザイナーがイタリアに住んでいて、契約した後にキャンセルをすると多額のキャンセル料が発生するため。
また、新型コロナウイルスの完成防止対策を行うのが難しく2年連続で開催中止になりました。
神戸ルミナリエ2022の概要
- 開催期間：開催中止
- テーマ：開催中止
- 点灯時間：開催中止
- 交通規制の時刻：開催中止
- 使用電球数：開催中止
2023年こそは、新型コロナウイルスの感染が収束して、開催されるよう心から願っています。
