ハウステンボスのバラ祭(ローズフェスタ)が2021年も開催されます。
このページでは、ハウステンボス バラ祭2021年の開催期間のほか、現在の開花状況と見頃の時期。
昼間のバラ園とライトアップされる夜のバラ園の比較、クレオパトラが愛したバラの部屋、本物の「金の延べ棒」を触れる「黄金の館」など、見どころを紹介します。
バラ祭の中心になるアートガーデン
ハウステンボスのバラ祭は、約2,000品種130万本のバラが咲き乱れる、アジア最大級のローズイベントになります。
バラ祭の中心となるのが、シンボルタワー「ドムトールン」の下に広がるアートガーデン。
アートガーデンはハウステンボスの中心部に位置し、白い観覧車やアムステルダム広場から歩いてすぐの場所になります。
アートガーデンの中央部には1本の細い水路が。
水路の両岸には、白やピンクのバラが左右対称に植えてあります。
アートガーデンの横には、白い観覧車と光のバンジージャンプのアトラクションが。
バンジージャンプにチャレンジする人の絶叫が、時折聞こえてきます。
アートガーデンの外側を囲うように設置された、カラフルなバラのアーチ。
白・ピンク・オレンジ・赤・黄色と、さまざまなツルバラが植えられています。
アートガーデンの横には、ナチュラルな雰囲気のイングリッシュガーデンエリアがあります。
イングリッシュガーデンには、バラ以外の植物も植えられているので、自然な雰囲気に癒やされました。
上の画像は、イングリッシュガーデンの小さな小屋。
白いイスに座って休憩するのも良さそうです。
撮影をした5月15日は最高気温が28度超える夏のような日差しで、熱中症になりかけながらバラ園を周りました。
天気が良い日のハウステンボスは、紫外線対策は必須です。
バラの天空カフェのメニューと料金
ハウステンボスイルミネーション2017-2018で新しく登場した「光の天空カフェ」。
2018年のバラ祭では「バラの天空カフェ」として営業していました。
天空カフェの料金は、ドリンク付700円・ドリンクと小菓子付1,000円。
ドリンクメニューは、冷たいバラ水やソフトドリンクで、小菓子はバラのアイスクリームになります。
ドリンクが350mlのペットボトルだった「光の天空カフェ」に比べると、メニューが改善された気がします。
なお、天空カフェの利用時間に制限はありませんが、トイレなどがないので長時間利用するのは難しいかも。
2020年はアナウンスが特にないので、天空カフェは登場しないかもしれません。
バラの運河とカナルクルーザー
カナルクルーザーが通る運河の両岸には、ピンクや白のツルバラが植えられています。
植えられているツルバラの株が増えて、2018年以降は約1キロメートルのバラの運河を楽しめるようになりました。
カナルクルーザーに乗って美しいバラの運河を楽しむためには、一番うしろのオープン席に座るのがオススメ。
一番うしろの席に座ったら、運河を渡る風を感じながら両岸のバラを眺めることができました。
また、有料になりますが、ゴンドラに乗ってバラの運河を楽しむことができます。
ライトアップされたバラを楽しめる夜のゴンドラは毎日2便運行していて、料金はドリンク付きで1,800円でした。
ツルバラを間近で楽しみたいときは、運河の横にある階段を降りれば、歩道を歩きながら川岸のツルバラを楽しむことができます。
バラの運河とオランダのようなハウステンボスの街並みを見ていると、日本ではない場所にいるような気分を味わえました。
クレオパトラが愛したバラの部屋
2018年に初公開された「クレオパトラが愛したバラの部屋」。
パレスハウステンボス2階に作られた「クレオパトラが愛したバラの部屋」は、スペシャルウィーク限定の公開だったので見に行きました。
バラの部屋の手前には、バラの生花で作られたアーチが飾られ、バラの濃厚な香りが漂っています。
バラの部屋では、真紅の薔薇がメインに使われていて、まさに女王クレオパトラというイメージ。
赤いバラに囲まれた「バラのテーブル」が広間の中央に飾られていました。
赤とピンクのバラで装飾された「バラのベッド」。
こんなベッドで眠ったら、気分だけは女王になれるかもしれません。
ベッドの横には、バラのお風呂も展示してありました。
撮影スポットになっているゴールドの椅子は自由に座ることができます。
何人もの女性が並んでいて、順番でイスに座って記念撮影していました。
金塊を持てる黄金の館
パレスハウステンボスの2階には、黄金の館があります。
黄金の館では、本物の金で作られた龍神や十二支の縁起物や、花のオブジェや装飾品が展示され購入することも可能。
金塊(レプリカ)が積み上げられたタワーの上には、本物の金塊が置いてあり、ケースの穴から手を入れて触ったり持ち上げることができます。
金塊の重さは12キロあるので、見た目の大きさよりずっしりとした印象。
男性は片手でも持ち上げる人がいますが、女性が片手で持ち上げるのは難しいそうです。
私も片手で持ち上げようと挑戦してみましたが、金塊はピクリともしませんでした。
お土産に人気の金箔カステラ
パレスハウステンボス1階のカフェでは、金箔が乗った「金箔カステラ」を食べることができます。
お土産用の金箔カステラは、ピカピカのゴールドの箱に入っているので、見た目のインパクト大。
ハウステンボスのお土産は長崎カステラが人気ですが、普通のパッケージだとありきたりだと思う時は、金箔カステラを買ってはいかがでしょうか。
パレスハウステンボスの「白のバラ園」
パレスハウステンボスの庭園には、白いバラだけが植えられた「白のバラ園」と、カラフルなバラが植えられたバラ園があります。
白のバラ園は、ところどころにベビーピンクのバラが植えられ、少女のような清純なイメージの空間になっています。
白いバラの間を歩いていると、時折ベビーピンクのバラが目に入って、良いアクセントになっていました。
白バラのアーチに囲まれたバラ園の中央には、白いバラが整然と植えられています。
左右対称のバラ園は、ヨーロッパの給電を彷彿とさせます。
こちらは、色とりどりのバラが咲いているバラ園。
植えられているバラには珍しい品種もあり、私が一番気に入ったのが、紫色の花を咲かせる「フェルゼン伯爵」という品種です。
気品がある美しいバラなので、ベルサイユのばらファンの方は「フェルゼン伯爵」を探してみて下さいね。
ライトアップされた夜のバラ園
上の画像は5月15日の19時25分ごろに撮影したもの。
まだ空は明るく、薄暗くなりはじめた中に、ライトアップされたバラが輝いて見えます。
バラの運河も夜はライトアップされます。
小さな花を咲かせる可愛らしいツルバラも、ライトアップされると幽玄な雰囲気に。
カナルクルーザーが通るたびに音楽が流れて「光と噴水ショー」が始まります。
光と噴水ショーは、カナルクルーザーの中から見たこともありますが、橋の上から見るのが一番美しいかも。
両岸に植えられたバラが、ショーのライトに照らされて、さらに美しく見えました。
こちらは、メイン会場のアートガーデン。
ライトアップされたバラが、闇に浮かぶように見えて、昼間とは全く違う美しさです。
アートガーデンの中央水路は、夜になると鏡面効果でバラが映り込みます。
夜まで滞在するときは、水路に映るバラ園も楽しんてくださいね。
ハウステンボス バラ祭2021年の開催期間
ハウステンボス バラ祭の開催期間は2021年5月8日(土)から5月30日(日)まで。
バラで彩られるホテルヨーロッパやバラ園のライトアップ、期間限定のイベントが開催されます。
2021年現在の開花状況と見頃の時期
春バラが見頃になるのは、例年通り開花が進むと5月中旬から下旬です。
ところが、2021年は暖かい日が続いたため5月5日ごろにはバラが見頃を迎え、5月中旬以降は見頃の後半になる可能性が。
5月10日現在の開花状況は、見頃(7~8分咲き~満開の株が多い)です。
最も美しいバラを楽しみたい方は、5月中旬までに見に行くことをお勧めします。
観光に便利な周辺のホテル
ハウステンボスの周辺には、4つの直営ホテルと3つのオフィシャルホテル、JRハウステンボスの反対側にはリーズナブルなホテルが1つあります。
泊まる時期や人数によって料金が変わりますが、宿泊料金が高い順番に並べると、概ね下記のようになります。
- ホテルヨーロッパ(直営ホテル)
- ホテルアムステルダム(直営ホテル)
- フォレストヴィラ(直営ホテル)
- ホテルオークラJRハウステンボス(オフィシャルホテル)
- ウォーターマークホテル長崎ハウステンボス(オフィシャルホテル)
- 変なホテル(直営ホテル)
- ホテル日航ハウステンボス(オフィシャルホテル)
- ホテルローレライ
ホテルローレライが最安値になりますが、オフィシャルホテルではないため、ハウステンボスのチケットでは一番安い「オフィシャルホテル宿泊者専用チケット」を購入することができません。
また、ホテルからハウステンボスの入国ゲートまで15分くらい歩くのでアクセスも少々不便です。
私は、ホテルアムステルダム・ホテルオークラ・ホテル日航・ウォーターマークホテルに泊まりましたが、一番のお気に入りはホテルオークラです。
入国ゲートにも近く、1階にコンビニがあり、オフィシャルホテルと直営ホテルの中では唯一、ホテルオークラだけが天然温泉の大浴場も完備しているから。
ホテルオークラは朝食も美味しいので、どのホテルが良いか迷ったときは、ホテルオークラを選べば失敗は少ないように思います。
当ブログでは、ホテルオークラJRハウステンボス・ホテルアムステルダムのクラブフロア・ホテル日航・ウォーターマークホテルの宿泊記も紹介しているので、興味があれば宿泊記もご覧ください。
まとめ
ハウステンボスのバラ園は、想像していた以上にバラの株数と品種が多く、1日歩きまわっても飽きない美しさでした。
バラだけを純粋に楽しみたいのなら、京成バラ園などの名園に行ったほうが良いと思いますが、ライトアップされたバラやイルミネーション、各種アトラクションを楽しめるのはハウステンボスだけだと思います。
3月のチューリップ・5月のバラ・6月のアジサイ・7月のユリと、季節の花を楽しめるので、年間を通して楽しめるのが良いと思いました。
特に、3月のチューリップと5月のバラは素晴らしいので、花好きなら一度は見に行く価値があると思います。