金沢おでん赤玉

金沢おでん 赤玉に一人で行ってみました。

赤玉は金沢おでんを提供する店舗の中でも人気で、地元の人や観光客で満席になることが多いお店です。

このページでは、金沢おでんの定義や赤玉でおでんを食べた感想、赤玉の本店と支店、おすすめのメニューなどを紹介します。

金沢おでんとは

金沢おでん赤玉

金沢おでんとは、金沢ならではの食材を使ったおでんを、昔から居酒屋で提供していたことから「金沢おでん」という呼び名が自然に生まれました。

ところが「金沢おでん」という呼び名はあるものの、きちんとした定義が作られないまま、観光客の増加やSNSなどで話題になった結果「金沢おでん」を提供する飲食店が急増。

そこで、金沢市内で営業している創業50年以上の老舗で「金沢おでん老舗50年会」を2018年8月30日に結成。

「金沢おでん老舗50年会」は以下のように定義づけをしました。

金沢おでんの定義

車麩・赤巻・ふかし・バイ貝・カニ面・金沢銀杏(ぎんなん)を使い、ひろず、源助大根などの加賀野菜といった金沢独特の具と、名店が大切にする出汁を用いたものを「金沢おでん」とする。

また、市民がフーフーと食べられるようにということから、毎月22日を「金沢市民おでんの日」に設定しています。

金沢おでんの人気が高まる一方で、観光客の急増で地元の常連客が店に入れないという観光公害が増えているという現実もあります。

地元の常連客がいつも通りお店に入れるよう、観光客の配慮も必要だと思いました。

種類豊富なおでんメニュー

金沢おでん赤玉

金沢おでん 赤玉のメニューは、とにかく種類が豊富。

私はあまり迷わないほうなので、普段ならメニュー選びで悩むことはありませんが、見慣れない具材も多く、何を選んで良いのか分かりません。

そこで、お店の方に人気の具材を聞いてみると「車麩・バイ貝・やさい巾着・肉団子・大根」が人気とのこと。

冬は「香箱かに面」も人気があるとのことでした。

私が行った6月は、冬限定の「香箱かに面」を食べることができなかったので、次の金沢旅行は魚介が美味しい冬にしようと思います。

金沢おでん赤玉

また、お店の入り口には「名物元祖」と書かれた一品料理のメニューも。

名物元祖のメニューは、赤玉牛すじ肉・どて焼き(あい鴨つくね・ぶたばら肉・かき貝)・赤玉湯豆腐・茶飯の4種類がありました。

金沢おでんを食べた感想

金沢おでん赤玉

私はお酒に飲めないので、夜に一人でお店に行くと居づらく感じると思い、平日の17時15分ごろにお邪魔しました。

お店に入ってみると、店内には地元の常連客っぽい2~3人のお客さんがいるだけで、すんなりとカウンターに座れました。

金沢おでん赤玉

まずは、店員さんオススメの人気の具材「バイ貝・肉団子・やさい巾着」などと、名物の「牛すじ肉」を注文。

牛すじ肉は、全く臭みがなくて、甘すぎない出汁の味がとても美味しいです。

金沢おでん赤玉

肉団子は焼き鳥の「鶏のつくね」みたいな柔らかい食感かな?と想像していたら、しっかりとした噛みごたえがある肉々しいお味。

「やさい巾着」は想像以上に大きなサイズで、油揚げの中に春雨と野菜数種類がギュッと詰まっています。

金沢おでん赤玉

ダシがしっかり染みたバイ貝は、コリッとした独特の食感と旨味があわさり、何個でも食べられそうな美味しさ。

会席料理でバイ貝を食べたことはありますが、おでんのバイ貝は初めて。

今まで食べたバイ貝の中で、これが一番美味しいと思いました。

おでんの具材が想像以上に大きくて、おでん4個と牛すじ肉でお腹がパンパンに。

これだけで終わるのはもったいないと思い、大根とロールキャベツを追加注文しました。

金沢おでん赤玉

店員さんオススメの大根は、中までしっかりダシが染み込み、これを嫌いな人はいないだろうというお味。

私の大好物のロールキャベツは、肉がたっぷり詰まっていて、キャベツの甘味と肉の旨味をしっかりと味わうことができました。

お会計は、ソフトドリンクを含めて約3,000円。リーズナブルなお値段でお腹いっぱいになりました。

お店に入った17時15分ごろはガラガラだった店内ですが、会計を済ませた18時過ぎにはほぼ満席に。

早く行ったので気まずい思いもせず、地元の常連客の邪魔になることもなく正解だったと思いました。

初めて食べた金沢おでんは大満足のお味でしたが、やっぱり一人だと寂しい感じもするので、次は夫婦でお邪魔できたらいいなと思います。

赤玉 本店と金劇パシオン店は別の店?

金沢おでんの名店として「赤玉本店」が各種メディアで紹介されることが多いようです。

そこで疑問なのが、「赤玉本店」と「赤玉金劇パシオン店」は系列缶という点。

いろいろと調べてみた結果、赤玉本店と赤玉金劇パシオン店は全く関係がない店のようです。

また、赤玉本店のおでん出汁は、無色に近い透明な色。

一方、赤玉金劇パシオン店のおでん出汁は、醤油っぽい赤い色をしています。

味も全く違うようですし、赤玉本店の公式サイトには、支店や系列店の記載がどこにも見当たらないことから、本店と金劇パシオン店は別の系列の店だと判断しました。

次に金沢に行ったときには、赤玉本店と赤玉金劇パシオン店の違いを、自分の舌で確かめてみたいと思います。

赤玉金劇パシオン店の営業時間と休業日

  • 住所:石川県金沢市片町1-7-23 金劇パシオン1階
  • 電話番号:076-221-6655
  • 営業時間: 17:00~24:00(L.O. 23:30)
  • アクセス:片町パシオン前バス停からすぐ
  • 予約:不可
  • 個室:なし
  • 定休日:水曜日
  • 駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)

※このページの情報は訪問時および執筆時のものです。現在は営業時間やメニューが変更になっている可能性があります。