じゃらんや楽天トラベルでGotoトラベルを利用して宿泊予約をすると、宿泊するホテルや旅館で紙の地域共通クーポンを受け取ることができます。
10月1日以降に予約をすると、GoToトラベルの地域共通クーポンを受け取るための「QRコード」が予約完了メールにも表示されますが、9月30日までの予約にはQRコードがメールに表示されていません。
そこで、このページでは、スマホで楽天トラベルやじゃらんのQRコードを使って「地域共通クーポン」を受け取る方法、使える店舗が少ないデジタルクーポンで失敗しないための紙クーポンとデジタルクーポンの違いと配布場所を紹介します。
楽天トラベルの地域共通クーポン受け取り方法
ホテルにチェックインをする際に、スマホで地域共通クーポンのQRコードを表示するか、パソコンのQRコードが入った予約画面を印刷したものを提示します。
QRコードの提示で、フロントで紙の地域共通クーポンを受け取ることができます。
楽天トラベルアプリにQRコードが表示されない場合
楽天トラベルアプリを起動して、メニューをタップします。
パソコンで楽天トラベルのGoToトラベルキャンペーンページを見ると、地域共通クーポンは「楽天トラベルの予約詳細」「楽天トラベルアプリの予約詳細」「予約完了メール」にQRコードが表示されるという説明が。
ところが、9月30日以前の宿泊予約では予約完了メールにQRコードの表示はなく、10月1日11時の時点では、楽天トラベルアプリの予約詳細ページにもQRコードが表示されませんでした。
そこで、楽天トラベルアプリにQRコードが表示されない場合の対処方法を紹介します。
アプリからQRコードを呼び出す方法
楽天トラベルアプリを起動して、左上のメニューをタップします。
メニューリストから「ヘルプ」を選びます。
左下の「個人ページ」をタップします。
タップをすると、楽天トラベルWeb版ログイン画面に移動します。
※すでにログインしている状態の場合は、予約一覧が表示されます。
楽天トラベルのIDとパスワードを入力。
ログイン完了すると、現在予約しているリストが表示されます。
QRコードを表示させたい予約の「予約詳細」をタップします。
画面をスクロールさせると、一番下にQRコードが表示されます。
ホテルや旅館でチェックインをする際にQRコードを提示。
画面に記載された金額の地域共通クーポンを受け取ることができます。
じゃらんの地域共通クーポン受け取り方法
じゃらんにログインして予約詳細ページを開くと、予約内容の一番上にQRコードが表示されます。
チェックイン時にQRコードを提示すれば、紙の地域共通クーポンを受け取ることができます。
スマホの操作ができない場合は、パソコンの予約画面(QRコードが表示されているもの)を印刷すれば、スマホがなくても紙の地域共通クーポンを受け取ることができます。
紙クーポンとデジタルクーポンは選べない
地域共通クーポンは紙クーポンとデジタルクーポンの2種類があり、予約をしたサイトや旅行代理店によって配布方法が決定します。
デジタルクーポンを使える店を調べてみると、取り扱い店舗のほぼ全店で紙クーポンが使えますが、デジタルクーポンが使えるのは10%前後(10月3日時点)。
デジタルクーポンを受け取っても、使える店が見つからないという事態にもなりかねません。
ちなみに、デジタルクーポンか紙クーポンかは予約したサイトや旅行代理店によって配布方法が決まっています。
デジタルクーポンの使い勝手が悪いからといって、後から紙クーポンに交換することはできません。
使い勝手を重視するなら、紙クーポンを配布するサイトで予約することをお勧めします。
紙クーポン配布サイト
デジタルクーポン配布サイト
- 一休
- Yahoo!トラベル
- JTB(ネット・電話の申し込み)
- るるぶ
- Relux
楽天トラベルは、宿泊予約ならGoToトラベルの割引の他に、2枚まで割引クーポンの併用が可能。
じゃらんの宿泊予約は、GoToトラベルのクーポンの他に、1枚まで割引クーポンの併用が可能です。
紙クーポンで複数の割引クーポンを利用できる、楽天トラベルが使い勝手が良く割引率が高くなります。
なお、一休・Yahoo!トラベル・JTB・るるぶ等、デジタルクーポン発行のサイトで予約をした場合、QRコードの表示ができるスマホやタブレットの機器がないと、デジタル地域共通クーポンを使うことはできません。
買い物の際にスマホ等でQRコードの表示ができない方は、紙の地域共通クーポンを受け取れる「楽天トラベル」か「じゃらんnet」で予約をするようにしましょう。
クーポンを使える場所と有効期限
地域共通クーポンには、使えるエリアと有効期限が記載されています。
ホテルや旅館に宿泊する場合の有効期限は、宿泊日と翌日のみ利用可能。
利用できる地域は左下に記載されていて、GoToトラベル事業に登録している店舗のみで使用できます。
10月1日の朝に利用可能店舗を調べたところ、想像以上に少なくてガッカリ。
今後は登録手続きが進んで、クーポンが使える店舗が増えることを期待しています。
利用できる店舗は、GoToトラベル公式サイトのリンクからマップで見ることができます。
連泊する時の有効期限はどうなる?
地域共通クーポンの有効期限は「宿泊する日から翌日まで」となっています。
例えば、10月1日に宿泊する場合、紙クーポンの場合は「10月1日のチェックイン時から10月2日まで」。
電子クーポンの場合は、「10月1日の15時から10月2日まで」になります。
では、同じホテルに10月4日から3泊して10月7日にチェックアウトする場合はどうなるのでしょう。
連泊の場合、地域共通クーポンの有効期限は「1つの予約のチェックアウト日まで」。
同じホテルに宿泊をしても、予約する方法によって内容が変わります。
3泊分を1つにまとめて予約
10月4日~10月7日の3泊を33,000円でまとめて予約をした場合は以下の計算になります。
- 35%割引額:11,550円
- 地域共通クーポン:5,000円(15%は4,950円なので繰り上げ)
※地域共通クーポンは500円未満は切り捨て、500円以上は1,000円に繰り上げで計算 - 実質支払額:16,450円
- 地域共通クーポンの有効期間:10月4日~10月7日
3泊分を2つに分けて予約
10月4日~10月7日の3泊を33,000円で2つに分けて予約をした場合は以下の計算になります。
以下は、10月4~5日を11,000円・10月5~7日は22,000円に分けて予約をした場合の計算です。
- 35%割引額:
・10月4~5日:3,850円
・10月5~7日:7,700円 - 地域共通クーポン:
・10月4~5日:2,000円(15%は1,650円なので繰り上げ)
・10月5~7日:3,000円(15%は3,300円なので切り捨て)
※地域共通クーポンは500円未満は切り捨て、500円以上は1,000円に繰り上げで計算 - 地域共通クーポンの有効期間:
・10月4~5日予約分(2,000円):10月4日~10月5日
・10月5~7日予約分(3,000円):10月5日~10月7日 - 実質支払額:16,450円
3泊分を2つに分けて予約
10月4日~10月7日の3泊を33,000円で2つに分けて予約をした場合は以下の計算になります。
以下は、10月4~5日・10月5~6日・10月6~7日を、それぞれ11,000円で3つの予約をした場合の計算です。
- 35%割引額:
・10月4~5日:3,850円
・10月5~7日:3,850円
・10月5~7日:3,850円 - 地域共通クーポン:
・10月4~5日:2,000円(15%は1,650円なので繰り上げ)
・10月5~7日:2,000円(15%は1,650円なので繰り上げ)
・10月5~7日:2,000円(15%は1,650円なので繰り上げ)
※地域共通クーポンは500円未満は切り捨て、500円以上は1,000円に繰り上げで計算 - 地域共通クーポンの有効期間:
・10月4~5日宿泊分(2,000円):10月4日~10月5日
・10月5~6日宿泊分(2,000円):10月5日~10月6日
・10月6~7日宿泊分(2,000円):10月6日~10月7日 - 実質支払額:15,450円
予約の入れ方で地域共通クーポンの金額に差が出る
上のケースは、地域共通クーポンで差額を出すために、あえて1泊11,000円で計算をしました。
11,000円を1泊ごとに分けて予約をすると、地域共通クーポンの計算で端数が切り上げられるので、1日2,000円のクーポンがもらえます。
有効期限が1日ずつずれるので、まとめて使えないというデメリットもありますが、まとめて予約をするより1,000円多くクーポンを貰えることが分かりました。
ホテルに手間をかけてしまう事もあるので、細かく予約を入れるのも考えものだと思うので、有効期限や手間を考えた上で予約を入れるのが良いと思います。
いずれにしても、電子クーポンを使える店が殆どない、GoToトラベルの恩恵を受けるのは大企業が多いなど、GoToトラベルは欠陥だらけの制度では?と思ってしまいました。