神戸みなと温泉蓮のシーサイドデラックスルームに、朝夕食バイキングの2食付きプランで宿泊しました。
神戸みなと温泉蓮は、全室がスイートルームのホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドが経営する、行き届いたサービスと温泉大浴場が人気の和風旅館です。
このページでは、客室のアメニティと客室テラスから眺める神戸の夜景、朝食と夕食バイキングのメニューや料理を食べた感想を紹介しています。
神戸みなと温泉の魅力
神戸みなと温泉 蓮は、三宮から徒歩圏内という立地ながら、日常から切り離された空間を演出している和風ホテルです。
ホテルは和風テイストのインテリアで統一され、落ち着いて過ごせる空間に。
宿泊者専用のレストランや最上階の大浴場、ハーバーランドや神戸の港の美しい夜景などが、日常から離れたい安を与えてくれます。
北野武(ビートたけし)さんの絵画は必見
ロビーやエレベーターホール、レストランなど、館内のあちこちに飾られているのは、北野武(ビートたけし)さんの絵画。
洗練された和モダンな印象のロビーや廊下に、北野武さんの絵画が華を添えています。
北野武さんが、趣味で描いた絵を芸能界の友人などに贈っていたところ、独自の世界観で話題になりました。
現在は、独自の世界観や色彩で、多くのファンを魅了しています。
8階には、お祭りを描いたものが飾られていました。
今回アサインされた部屋は最上階の9階で、9階のエレベーターホールには人間の男女とネコが1匹描かれていました。
レストラン万蓮の入口に飾られているのは、大きな魚をさばく3人のコックさんのアート。
独特のユーモア溢れるセンスが、何とも言えない魅力があります。
北野武さんの絵画は、全て違うものが飾ってあるので、ホテル内を探して回るのも面白いかもしれません。
神戸の夜景を眺められる客室
神戸みなと温泉蓮は、全客室が海に面してるオーシャンビューになります。
客室からの眺めは、神戸らしい夜景を楽しめるハーバーランド側の「ハーバービュー」と、第2突堤~第4突堤やポートライナーの風景が見える「オーシャンビュー」の2種類があります。
できたら、ハーバービューに泊まりたかったのですが、初めての宿泊でアサインされた部屋は「オーシャンビュー」になりました。
ちなみに、オーシャンビューのテラスからの眺望は下の画像のような感じで、神戸大橋や停泊中の大型客船などを眺めることができます。
モザイクやポートタワーが並ぶ、ハーバーランドの夜景を見ることができずガッカリでしたが、想像していたよりも趣のある夜景でした。
なお、予約をする際に部屋の眺望は指定できませんが、リクエストとしては受け付けてもらえるそうです。
※このときは眺望指定プランはありませんでしたが、現在は眺望が指定できるプランがあります。このあと予約をした時は、ハーバーランド側と神戸大橋側の眺望を指定できるプランも発売されていたので、ハーバーランド側を指定して泊まりました。
>>【眺望指定可能】神戸みなと温泉蓮の「眺望指定できる宿泊プラン」の詳細と予約はこちらから
このあと、ハーバーランド側の眺望指定で予約をして泊まったので、ハーバーランドの夜景を下に追記しました。
ハーバーランド側の眺望
上の画像は、3月の16時過ぎの太陽が傾いた風景。
画像の建物は左側から、メリケンパークオリエンタルホテル・モザイク・UMIE・ホテル ラ スイート神戸ハーバーランド・ポートタワー・カワサキワールド・ホテルオークラなどです。
夜になると、オリエンタルホテルのエメラルドグリーンの照明や、ポートタワーの朱色、カワサキワールドのグルーンのライトアップが何ともキレイ。
これぞ神戸!という夜景を部屋から楽しめます。
ホテルオークラから右を見ると、山に輝くイカリと神戸市のマークを見ることもできます。
早朝は、太陽の陽射しがポートタワーやビルに反射してとてもキレイ。
朝食バイキングを食べて部屋に戻ると、太陽が昇ってすっかり明るくなっていました。
以前、泊まった「オーシャンビュー」のベッド後ろの壁は、赤っぽい色でした(このページの一番上の画像です)。
今回は「ハーバービュー」の客室に泊まったら、壁の色が深い青だったので、眺望によって変えているのかもしれません。
何回か泊まって、部屋の違いを楽しむのも良いと思います。
和モダンな蓮の客室
客室は、畳敷きの和モダンな造りになっていて、入り口で靴を脱いで過ごせます。
予約をした「シーサイドデラックスルーム」の広さは50平米。
シーサイドデラックスルームは、ベッドルームと和室が一緒になったお部屋と、セパレート設計のバスルームとトイレがついています。
部屋の入口には、館内用のスリッパが8足。
違うサイズのスリッパが揃っていて、自分にピッタリのサイズを履くことができます。
温泉施設やレストランなど、館内は浴衣にスリッパで行くことができます。
8畳くらいの和室には、テーブルと座布団が4枚。
畳の上にゴロンして、まったりするのも良いですね。
また、シーサイドデラックスルームは、畳に布団を敷けば、4人で宿泊することもできます。
収納庫の扉を開けてみると、2人分の寝具が収納されていました。
客室が50平米あり、テラスが10平米の広さなので、4人で泊まっても狭さは感じにくいと思います。
間口の広いクローゼットには、館内ならどこでも着て行ける、女性用と男性用の浴衣・ソックスがそれぞれ4セットずつ・上着が4着・館内用のカゴが4個入っていました。
浴衣は、身長に合わせて着れるように4サイズが揃っています。
浴衣が入っている引き出しの横には、セーフティボックスも設置されています。
クローゼットの上部には、全部で7本のハンガーが用意してありました。
館内着を外せば、さらに4本のハンガーを使うことも可能。
間口が広く大容量のクローゼットは、4人で宿泊しても衣類をたっぷりと収納できそうです。
ナイトウエアのデザイン
館内用の浴衣が入った引き出しの下には、部屋用のナイトウエアが4セット入っていました。
ナイトウエアのデザインは、ツーピース(パジャマ)タイプで着心地が良いコットン生地。サイズはMとLの2種類です。
なお、ナイトウエアは客室内のみで着用できて、レストランやロビーなどに着ていくことはできません。
充実したアメニティグッズ
神戸みなと温泉蓮は、アメニティグッズが充実しているので、手ぶらでも安心して宿泊することができます。
洗面台には、アメニティグッズや基礎化粧品などが、きれいに並んでいました。
大きな洗面台は、2人で並んで使っても余裕で使える広さです。
上の画像は、透明なトレーの中に入っていたアメニティグッズを並べたもの。
下のリストのグッズが4個ずつ揃っていました。
- 歯磨きセット
- カミソリ
- ヘアゴム
- シャワーキャップ
- コットン
- 綿棒
- 折りたたみコーム
洗面台の上には、ポーラの化粧品類が何種類も並んでいます。
- フェイシャルケアウォッシュ
- ボディーローション
- ヘアエッセンス
- リキッドクレンジング
- クレンジングウォッシュ
- モイスチャーローション(化粧水)
- モイスチャーミルク(乳液)
フェイスケア以外にも、ヘアケア、ボディケアもできる化粧品が揃っているのが良いと思います。
洗面台の下にある引き出しを開けると、蓮のロゴが刺繍された巾着袋が。
巾着袋の中にはドライヤーが入っていました。
洗面台の後ろの棚があり、バスタオルとフェイスタオルが、それぞれ4枚ずつ収納してあります。
セパレートの客室風呂とトイレ
洗面所の奥にあるお風呂は洗い場付きで、バスタブは足を伸ばしてゆったりと入れるサイズです。
縦長の曇りガラスの窓から優しい光が差し込む明るいお風呂場は、ゆとりがある空間でのんびり入浴できそう。
色々な事情で大浴場に入れない方は、部屋のお風呂に入るのも良さそうです。
バスルームには、大きなボトルに入ったシャンプー・トリートメント・ボディソープが置いてありました。
シャンプー類のブランドは、フランス パリのスキンケアブランドElla Bache(エラバシェ)。
また、トイレもゆったりとした空間になっています。
部屋はバリアフリーとなっているので、年配の方も使いやすそうだと思いました。
自動販売機やコンビニはある?
神戸みなと温泉 蓮は第一突堤に位置し、三宮の街からは離れた場所にあるため、周囲にコンビニや自動販売機はありません。
周辺のコンビニがあるかマップで検索してみました。
周辺のコンビニを調べた結果、神戸みなと温泉蓮から一番近いのがデイリーヤマザキ。
デイリーヤマザキまでは道なりで400~450メートルくらいの距離があり、次に近そうなファミリーマートとローソンまでは650~800メートルくらいの距離になります(2019年11月時点の検索結果です)。
また、ホテル内に自動販売機はありません。
ソフトドリンクやアルコールなどの飲み物は、客室冷蔵庫の有料ドリンクを飲むか、フロントに注文することになります。
冷蔵庫の中のアルコール類は、キリン一番搾り500mlが2本・350mlが2本・チューハイのレモンとグレープフルーツが各1本。
ソフトドリンクは、緑茶・烏龍茶・コカコーラゼロ・アクエリアス・爽健美茶・コーヒーが入っていました。
部屋の冷蔵庫には上記のビールやソフトドリンクが入っているだけで、種類はそれほど多くありません。
どうしても飲みたい銘柄がある方は、チェックイン前に購入して持ち込むほうが良いと思います。
なお、客室には無料のお茶セットと、ボトルウォーター4本が置いてあります。
コーヒーや紅茶用のカップアンドソーサーも、湯飲み茶碗と急須と同じデザインで素敵でした。
お茶類は、煎茶・アールグレイやダージリンなどの紅茶・ドリップコーヒーの他、LE PANのお菓子も。
兵庫県の窯元で作られた食器で、お茶を楽しむことができます。
冬の夕食バイキングは蟹食べ放題
神戸みなと温泉 蓮の夕食は、「レストラン万蓮」のバイキングの他に、部屋食でいただく神戸牛しゃぶしゃぶコースや和風懐石など、好みに合わせた宿泊プランから選ぶことができます。
今回はライブ割烹万蓮で楽しむ「朝夕バイキング付きプラン」で宿泊しました。
この時は、オープン記念として「本ずわい蟹食べ放題」もついていたので、カニ好きの夫は大喜び。
お惣菜は和風のものが多めで、お造りなどが盛り付けられた小鉢が、カウンターに何種類も並んでいます。
どれも上品に盛りつけられていて美味しそう。
神戸牛のすき焼きは、1人前の具材が小さな鍋に入っていて、テーブルに運ぶと係の方が火を付けてくれます。
柔らかなローストビーフもあって、肉好きにはたまりません。
私は、お肉をいっぱい食べようと思ったのに、ランチを食べ過ぎたせいで殆ど食べられませんでした。
天ぷら・お寿司・ビーフシチュー・カレー・ブーランジェリー ルパンのパンなど、食べることができなかったのが心残りです。
夕食バイキングの料理は、小鉢に美しく盛りつけられているものが多く、お皿の上でお料理がグチャグチャになりません。
見た目が美しいまま、美味しく食べられるのが良いと思いました。
お腹いっぱいだったけれど、別腹のスイーツは美味しく食べることができました。
お皿に取り分けた洋風のスイーツは、白ワインゼリー・パンナコッタ・ラズベリーとチョコレートケーキ・抹茶のケーキ。
今回は食べることができませんでしたが、数種類のアイスクリーム、シャーベット、和風ロールやわらび餅などの和菓子も揃っていました。
万蓮の夕食バイキングは、全種類食べるのは難しいくらい、和洋のお料理が揃っています。
夫婦で食の好みが違っても、楽しくを食べられるのがバイキングの良いところ。
私は食べ過ぎるとアレルギーが出てしまう蟹は、夫は大好物で、ズワイガニを沢山食べて満足そうでした。
鱧がおいしい6月の夕食メニュー
6月の食材は、明石鯛と淡路島産の鱧(はも)でした。
上の画像のお寿司は、手前から煮穴子・鯵の押し寿司・明石鯛の握り。
左上の小鉢に盛り付けられているお料理は、明石大の蒸し物です。
昆布と明石鯛の旨味がよく出ていて、すだちをかけると旨味がさらに引き立ちます。
明石鯛の蒸し物は、別の器に取り分けたポン酢ともみじおろしにつけていただきました。
明石鯛の身がとてもふんわりしていて、お刺身のしっかりとした食感と違った楽しみ方をできるお料理です。
青いガラス鉢のお料理は鱧の湯引き。
東名なガラス鉢のお料理は、夏野菜の炊合せです。
カボチャ・さつまいも・オクラ・茄子・里芋などが入った炊合せは、コンソメ風味の洋風な味わいで何皿も食べられそうなさっぱりとした味。
右のお料理は、穴子とキュウリの酢の物。緑の器は、湯葉のじゅんさい乗せ。奥は鱧の皮にポン酢ジュレが乗ったお料理です。
後ろにぼんやりと写っているお皿は、銀ダラの味噌漬け。
脂が乗った銀だらは、味噌漬けにすることでさらに旨味がアップ。夫が大好きなご飯の友です。
初めて蓮に泊まった時から夫が気に入っている、神戸牛のすき焼き鍋。
ミニサイズのお鍋なので、おかわりして2つ食べていました。
明石鯛と時しらず(鮭)のお刺身。
夫婦で白身魚が好きなので、鯛のお刺身がすごく美味しいと思いました。
ホタテとキタアカリが入ったピリ辛味噌グラタンと、目の前で揚げてもらえる天ぷら。
天ぷらは、アスパラ・エビ・メゴチの3種類を取り分けました。
牛肉がトロトロになるまで煮込んであるビーフシチュー。
食べすぎてお腹いっぱいなのに、せっかく来たんだからもったいないと、肉星人の夫がよそってきました。
ビーフシチューは味がしっかりついているお料理なので、お刺身などの淡泊なお料理を食べてから最後の締めにするのがオススメです。
夫は食べませんでしたが、私は〆にデザートをいただきました。
イチゴのレアチーズケーキ・パッションフルーツのムース・抹茶ムース・チョコレートタルト・パリパリのカラメルが美味しいプリンをお皿に盛り付け。
左側の器に入っているのは黒ゴマのブランマンジェで、右側の四角い器に入っているのはヨーグルトムース。
私はケーキ派なので食べませんでしたが、わらび餅やあんこたっぷりのおはぎ、ぜんざいなどの和スイーツも揃っています。
一番最後に食べたアイスクリーム。
強い酸味で後味がサッパリとするフランボワーズシャーベットと、バニラアイスクリームにドライマンゴーをトッピングしました。
写真を見ると、1人でものすごい量を食べているように見えるかもしれませんが、お料理の半分以上は夫が食べたものです。
食べる気は満々なのに、トシのせいか食べられる量が減ってきたのが悲しいです。
>>神戸みなと温泉蓮の朝夕食バイキングのメニューとプランの詳細はこちらでチェック
夕食バイキングのメニューは季節ごとに変わります。
また、バイキングが苦手な方は、部屋でいただくコースの夕食の選択も可能。夕食の詳細は公式サイトなどでご確認ください。
神戸北野ルパンのパンも列ぶ朝食バイキング
系列ホテルのホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドでも提供される、神戸北野の人気ベーカリー「ル・パン」のパン約6種類が揃っています。
巣ごと食べれる貴重なハチミツ「コームハニー」や上質なバター、こだわりのジャムをパンにつければ幸せな気分になれるかも。
朝食を食べた感想
朝食バイキングのメニューは、和食と洋食が半分くらいという印象です。
朝食もハーバーランドの風景を眺めながら、ゆったりといただくことができました。
上の画像は私が取り分けた朝食です。
こちらは夫が取り分けた朝食。
朝食は和食も多いので、ご飯党の夫は大喜び。がっつりと朝ごはんを食べていました。
私は洋食派なので、パン・サラダ・スープ・コーヒーなどをチョイス。
北野ル・パン(LePAN)の抹茶パン・ミルクパン・クロワッサンは、どれも小麦の優しい味が生きています。
美味しくて3杯も頂いてしまったのが、熱々のパンプキンスープ。
ほんのりとシナモンが効いた熱々のスープが、朝食で一番のお気に入りメニューになりました。
まとめ・宿泊した感想
神戸みなと温泉蓮は海に囲まれた寛ぎの空間と天然温泉は、三宮からほど近い場所とは思えないリゾート感覚を味わえます。
全てがゆったりと作られていて寛げる部屋で、お風呂あがりにゴロゴロする贅沢。
館内は和風の落ち着いた雰囲気なので、年配の方も楽しむことができると思います。
夕食は、バイキングや会席料理などから選ぶことができてます。
上質な料理をゆっくりと味わいたい時は部屋食、バイキングは食の好みが違う家族にもオススメ。
和食を中心としたバイキングは、和食派も洋食派も満足できる内容だと思います。
神戸みなと温泉 蓮は、またリピートしたいと思う温泉旅館でした。
神戸みなと温泉 蓮の詳細
- アクセス:
各線「三宮駅」からタクシーで約8分、徒歩約20分
JR線「元町駅」からタクシーで約7分、徒歩約15分
JR線「新神戸駅」からタクシーで約15分
※三宮駅から送迎バスあり - 住所:神戸市中央区新港町1-1
- 電話:078-381-7000
- 駐車場:有り(1泊1,000円)
- チェックイン: 15:00(最終チェックイン:19:00)
チェックアウト: 11:00
※プランによって異なる場合はプランの設定が優先します。 - 朝食の提供時間: 7:00~10:30(L.O.10:00)
- 自動販売機:なし
- コインランドリー:なし
- 大浴場:あり(泉質:ナトリウム塩化物炭酸水素泉 )
- 貸切風呂:なし
- フィットネス:あり
※このページの情報は投稿時のものです。現在は変更になっていることもあるので、予約をする際は公式サイトなどで詳細をご確認ください。