富良野美瑛フリーきっぷを利用して、ラベンダー畑が美しいファーム富田や彩香の里、四季彩の丘、美瑛などを周りました。
実際に行って分かった、ファーム富田の行き方・富良野駅・中富良野駅・美瑛駅・ラベンダー畑駅のコインロッカーの数と料金をまとめました。
また、このページでは「富良野美瑛フリーきっぷ」の価格と使い方、7月の富良野観光の服装の注意点などを紹介しています。
富良野・美瑛フリーきっぷ2020の価格
毎年人気の「富良野・美瑛フリーきっぷ」が、2020年もJR北海道から発売されています。
今回は北海道一人旅でレンタカーを借りていないので、フリー切符を使って富良野観光をしました。
「富良野・美瑛フリーきっぷ」の有効期間は4日間。価格は7,110円でJRの窓口で購入できます。
富良野・美瑛フリーきっぷの使い方
JR札幌駅から旭川・滝川駅までのライラック号やラベンダーエクスプレスなどの特急電車自由席を、往復1回ずつ利用することができます。
さらに、フリーエリア内は有効期間中であれば何回でも乗り降りが可能。
美瑛駅・美馬牛駅・上富良野駅・ラベンダー畑駅・中富良野駅・富良野駅・幾寅駅はすべてフリーエリアに入っているので、主な観光スポットを周れます。
今回は旭川で3泊して、富良野・美瑛フリー切符の有効期間をフル活用。
まずは、札幌から特急ライラック号に乗って、旭川駅に移動しました。
ラベンダー畑観光は山の斜面をひたすら歩くため、旭川駅でいったん改札を出て予約しておいたホテルへ行って荷物を預けることに。
ホテルに荷物を預けてから、観光列車ノロッコ号に乗ってラベンダー畑へ向かいました。
フリー切符でノロッコ号の自由席にも乗ることができますが、ラベンダーが満開の時期はとにかく込み合います。
旭川駅10時発のノロッコ号は、電車に乗り込める9時30分には長い列ができていることもあるため、早めにホームに行くようにしましょう。
富良野・美瑛ノロッコ号は、丘の風景や山の斜面にあるラベンダー畑を見ながら、のんびりと移動することができます。
また、ノロッコ号に乗ると「乗車証明書」がもらえるので、旅行の思い出にもなりますね。
「ラベンダー畑駅」から歩いて約6分でファーム富田までは到着です。
ここで注意したいのが、ラベンダー畑駅は臨時駅となっているためノロッコ号のみが停車。通常の列車は停車しません。
7月の連休のみ一部の普通電車が止まりますが、JR富良野線の普通電車はラベンダー畑駅を通過します。
ノロッコ号に乗れない期間にファーム富田に電車で行きたいときは、中富良野駅で降りるようにしましょう。
中富良野駅からファーム富田へのアクセス
中富良野駅からファーム富田までは、歩くと約25分かかります。
ラベンダーシーズンの7月1日から7月31日までは、中富良野駅からファーム富田・中富良野町営ラベンダー畑を往復する乗り合いタクシーを運行。
1人200円でタクシーに乗れるので、歩きたくないときはとても便利です。
2020年は新型コロナの影響で乗り合いタクシーの運行は中止になりました。中富良野駅から一般のタクシーは利用できます。
乗り合いタクシーの乗り場は、中富良野駅舎を出ると左前に見える「中富良野マップ」の左側にあります。
乗り合いタクシーは20分間隔で運行しているので、タクシーがいない時は乗り場で待つようにしましょう。
富良野・美瑛・旭川エリアのコインロッカー
旭川駅・美馬牛駅・上富良野駅・美瑛駅・中富良野駅・ラベンダー畑駅・富良野駅・ファーム富田のコインロッカーと手荷物預かりサービスを紹介します。
旭川駅のコインロッカー
複数の路線が乗り入れる旭川駅は、コインロッカーの数が多くサイズも4種類から選べます。
7月~8月の観光シーズンは大型のコインロッカーが早い時間から全て使用中になることもあるので、遅い時間に行くと空きがないかもしれません。
美馬牛駅のコインロッカー
美馬牛駅は小さな待合所があるのみで、コインロッカーはありません。
ファーム富田のコインロッカー
2017年に行ったときはコインロッカーはありませんでしたが、2020年7月に行ったらコインロッカーが設置されていました。
コインロッカーの数は、大型4個・中型6個・小型8個。
コインロッカーの使用料金は、100円玉を入れて施錠し、鍵を開けると100円玉が戻ってくるので無料になっています。
ただし、ロッカーの数は少ないため、タイミングによっては空いていない可能性もあります。
ラベンダー畑駅のコインロッカー
ラベンダー畑駅はノロッコ号が停車するだけの臨時駅です。
屋根がないホームと「WELCOME TO LAVENDER FARM」のゲートがあるだけで、待合室や駅舎、コインロッカー、トイレなどの施設はありません。
また、ラベンダー畑駅がファーム富田の最寄駅になります。
ファーム富田園内にコインロッカーが(大4個・中6個・小8個)設置されていますが、数が少ないため空いていない可能性もあります。
荷物が多い場合は、中富良野駅・美瑛駅・旭川駅・富良野駅のコインロッカーか手荷物預かり所に荷物を預けるようにしましょう。
中富良野駅のコインロッカー
前に利用したときは中富良野駅にコインロッカーはありませんでしたが、2017年にコインロッカーが設置されました。
JR北海道の公式サイトでは、中富良野駅にはコインロッカーの設置はないと表記されていますが、中富良野観光協会が駅待合室にコインロッカーを設置しています。
ここで注意したいのが、コインロッカーの数。
中富良野駅のコインロッカーは、大サイズが10個・中サイズが6個の合計16個しかありません。
ラベンダー観光のピークとなるお昼頃に行くと、ロッカーの空きがない可能性が高いと思います。
なお、駅前の内藤商店で手荷物一時預りサービスを行っていて、料金は大きさにかかわらず1個につき200円。
中富良野駅では内藤商店に行けば、コインロッカーよりも安く預けることができます。
内藤商店の手荷物預かりサービスは8時から17時までなので、駅に到着するのがサービス時間外になる場合はコインロッカーの利用がオススメです。
美瑛駅のコインロッカー
美瑛駅にはコインロッカーがありますが、利用可能期間が5月1日から9月30日までになっているため、10月から4月は利用することができません。
駅のコインロッカーは使えない期間があり数も少ないですが、駅前の「四季の情報館(美瑛町観光協会)」の建物内には多数のコインロッカーが設置されています。
四季の情報館内のコインロッカー小サイズ。
四季の情報館内のコインロッカー中サイズ。
四季の情報館内のコインロッカー大サイズ。
上記3枚の画像の他にも、コインロッカーが設置してありました。
富良野駅のコインロッカー
富良野駅の待合室と隣のスペースにはコインロッカーが設置されています。
大サイズコインロッカー15個は通年利用可能ですが、大サイズ8個と小サイズ24個のコインロッカーは10月から5月までは利用できません。
駅のコインロッカーが空いていない時は、荷物預かりサービスを行っている駅周辺の店舗を利用するのがオススメです。
コインロッカーの数と料金リスト
以下の表は、2020年7月現在のコインロッカーの設置数と料金です。
コインロッカーの数や料金は変更される可能性があります。
7月の富良野観光にオススメの服装
7月の北海道は地域によって気温が大きく異なります。
旭川や富良野は盆地になるため、夏は32度を超えることも珍しくありません。
ところが、いつでも暑いわけではなく、私がファーム富田に行った日の朝は14度。
曇天だったため、日中でも20度まで届かず「涼しい」を通り越して「寒い」と感じる天気でした。
晴天に恵まれた翌日の最高気温は29度という暑さで、北海道の寒暖差ってすごいなと思いました。
7月に富良野観光をする際は、半袖やノースリーブに温度調節ができる上着を持っていけば失敗はありません。
また、寒暖差が激しいため、前日や当日の朝の天気予報のチェックは必須です。
また、ラベンダー畑は舗装されていない山の中を歩いて上ります。
急斜面の場所も多いので、歩きやすい靴で行くようにしましょう。
まとめ・JRのメリットとデメリット
富良野観光は、富良野のホテルに泊まってレンタカーで移動するのが一番自由がききます。
ところが、富良野・美瑛のホテルは数が少なく、7月中旬は宿泊料金もとても高くなるため旅行費用がうなぎ上りに。
また、レンタカーを利用すると、週末と連休は周辺道路が大渋滞してスケジュールが狂う問題も出てきます。
JRなら確実に移動できるし、フリー切符を使うと交通費がとても安くなるのが魅力です。
ただし、JR富良野線は1時間に1本程度と運転本数が少なく、駅からラベンダー畑までは距離があるというデメリットも。
電車で移動する観光は、歩くのが基本となってしまいますが、歩くのが苦手な人や疲れているときは、乗り合いタクシーなどを利用すれば、ゆっくりと観光できると思いました。
直前に決めた旅行で、富良野や美瑛のホテルとレンタカーの空きがないときは、JRを利用してホテルの空室がある旭川に泊まるのが良いと思います。
好きなように歩かずに移動したいときは、早めに富良野や美瑛のホテルを予約して、富良野駅のレンタカーを予約するのがベストだと言えるでしょう。
運転できないけれど自由に観光したいときは、貸し切りの観光タクシーがオススメです。
いずれにしても、富良野や美瑛を電車で観光するときは、荷物をどこに預けるかがネックになると思いました。
今回利用した「富良野・美瑛フリー切符」の詳細は、JR北海道の公式サイトを確認してくださいね。