
朝食のおいしいホテルランキング2018をトリップアドバイザーが発表しました。
初登場のホテルも多い中、1位には昨年と変わらずホテルピエナ神戸がランクイン。
毎年2位だったホテルが圏外と、予想とは少し違う結果になりました。
今年のランキングを見た、管理人雅美の個人的な感想は、「朝食のおいしいホテル」というよりも、「朝食のコスパが良いホテルランキング」のような気がするという感想です。
まずは、1位から20位までを、昨年のランキングと比較しながら紹介します。
1位・ホテルピエナ神戸(兵庫県神戸市)

2017年の1位:ホテルピエナ神戸
2016年の1位:ホテルピエナ神戸
2015年の1位:ホテルピエナ神戸
6年連続で1位となったホテルピエナ神戸。
他を寄せ付けない人気の理由は、和食・洋食・スイーツと、とにかく料理の種類が豊富なこと。
神戸らしいメニューにもこだわっていて、神戸の有名珈琲店のオリジナルブレンドコーヒーや、兵庫産の牛乳や野菜など、地元の食材をつかった料理が並びます。
スイーツホテルというだけあり、スイーツコーナーにはデコレーションケーキ・タルト・マカロン・チョコレート・焼き菓子などが、日替わりで並ぶ充実ぶり。
ホテルオリジナルのコンフィチュール(ジャム)は15種類以上が並ぶので、朝食で食べて気に入ったフレーバーをお土産に買う人も多いとか。
>>ホテルピエナ神戸の宿泊記-朝食ビュッフェとディナーコースを食べた感想
2位・ホテル日航金沢(石川県金沢市)
2017年の2位:ラビスタ函館ベイ
2016年の2位:ラビスタ函館ベイ
2015年の2位:ラビスタ函館ベイ
ここ数年、北海道のラビスタ函館ベイが連続で2位でしたが、2018年はホテル日航金沢がランクイン。
金沢の名産品や食材を使った上品な料理は、味も見た目も美しく舌の肥えた大人も満足できる朝食という評判です。
3位・センチュリーロイヤルホテル(北海道札幌市)
2017年の3位:ホテル ロコア ナハ
2016年の3位:ホテル ロコア ナハ
2015年の3位:札幌グランドホテル
2年連続で3位だったホテルロコアナハを抜いて、昨年4位だったセンチュリーロイヤルホテルが3位にランクイン。
朝食は北海道の食材をふんだんに使った和定食が人気です。
>>センチュリーロイヤルホテル札幌の宿泊記-朝食ビュッフェを食べた感想
4位・アンワインド ホテル&バー(北海道札幌市)
2017年の4位:センチュリーロイヤルホテル
2016年の4位:函館国際ホテル
2015年の4位:ホテル京阪札幌
2017年2月、札幌に新規オープンしたアンワインド ホテル&バーがいきなりのランクイン。
ロッジの非日常感と自宅感を味わえるホテルで、朝食は北海道の食材がたっぷり入った「地産地消スープ」とパンをメインにしたセットで、客室で食べる形式です。
宿泊すると、部屋で食べるインルーム朝食が無料でついてくる他に、夕刻の無料ワインサービスなど他のホテルにはない魅力が満載。
5位・金沢 彩の庭ホテル(石川県金沢市)
2017年の5位:金沢 彩の庭ホテル
2016年の5位:ホテル京阪札幌
2015年の5位:函館国際ホテル
2015年3月にオープンした金沢 彩の庭ホテルが、昨年と同様に5位にランクイン。
80種類もの和洋の料理が並ぶビュッフェは、安定の美味しさです。
地域の食材を使った朝食ビュッフェは、ますます充実していきそうで今後も期待できそう。
6位・城山観光ホテル(鹿児島県鹿児島市)
2017年の6位:函館国際ホテル
2016年の6位:富山マンテンホテル
2015年の6位:センチュリーロイヤルホテル
昨年7位だった城山観光ホテルがランクアップ。
地産地消の料理を楽しめる朝食ビュッフェは、鹿児島を象徴する桜島を眺めながら食べることができます。
7位・ホテルオーシャン国際通り(沖縄県那覇市)
2017年の7位:城山観光ホテル
2016年の7位:ドーミーインPremium小樽
2015年の7位:城山観光ホテル
沖縄そばや沖縄ならではの食材を使った料理が並ぶ朝食バイキングが好評。
野菜をたっぷり使った、ヘルシーな料理が多いのが特徴。
パイナップルや人参を、その場でスロージューサーでジュースにしてもらえるサービスも人気です。
8位・ベッセルイン札幌中島公園(北海道札幌市)
2017年の8位:札幌グランドホテル
2016年の8位:札幌グランドホテル
2015年の8位:ホテル ロコア ナハ
2016年の8位をキープした、ベッセルイン札幌中島公園。
宿泊料金が高いホテルの朝食バイキングと比較をすると、使用している食材も安めで味もまあまあです。
宿泊料金と朝食バイキング料金の安さを考えると、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
>>ベッセルイン札幌中島公園の宿泊記【朝食・部屋編】北海道旅行1日目
9位・ホテル日航高知 旭ロイヤル(高知県高知市)
2017年の9位:ホテル日航金沢
2016年の9位:城山観光ホテル
2015年の9位:ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄
最上階のレストランで食べる朝食バイキングが人気のホテル日航高知 旭ロイヤル。
高知の街並みを眺めながら食べる朝食バイキングは格別です。
10位・ベッセルホテル石垣島(沖縄県石垣市)
2017年の10位:ホテルオーシャン 国際通り
2016年の10位:センチュリーロイヤルホテル
2015年の10位:旭川グランドホテル
ベッセルホテル石垣島の朝食バイキングは、ゴーヤチャンプルーなどの沖縄料理や、石垣島産の食材を使った料理、一般的な和洋食がバランス良く並びます。
料理の内容が毎日変わるので、連泊しても飽きずに食べられるのも人気の理由。
>>世界最大の旅行口コミサイト【トリップアドバイザー】でランキングをチェック
11位・天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽(北海道小樽市)
2017年の11位:ホテル京阪札幌
2016年の11位:三井ガーデンホテル岡山
2015年の11位:三井ガーデンホテル岡山
昨年の14位から11位にランクアップ。
イクラやお刺身を好きなだけ乗せて食べる海鮮丼は、ドーミーインならではの品揃え。
海鮮を中心としたお料理の他に、洋食もバランス良く食べることができます。
>>ドーミーイン小樽の朝食って本当に美味しい?宿泊して食べてきた感想
12位・ホテルオークラ東京ベイ(千葉県浦安市)
2017年の12位:東京ステーションホテル
2016年の12位:リッチモンドホテル山形駅前
2015年の12位:リーガロイヤルホテル大阪
ホテルオークラ系列の朝食ビュッフェは、フレンチトーストが美味しいと評判です。
ホテルメイドのパンやフレンチトーストで、朝はパン派の人なら満足できること間違いなし。
13位・東京ステーションホテル(東京都千代田区)
2017年の13位:ホテルオークラ神戸
2016年の13位:ベッセルイン札幌中島公園
2015年の13位:リッチモンドホテル山形駅前
宿泊者のみが食べられる朝食ビュッフェは、とにかく料理の種類が多いのが特徴。
天井が高くクラシカルな雰囲気のラウンジ「アトリウム」は、クラシカルホテルならではの特別な空間です。
ホテルオリジナルのエッグベネディクトや、その場でカットしてもらえる生ハム、じっくりと煮込んだスープなど、1回では食べきれないほどの美味しい料理が並びます。
>>東京ステーションホテルの宿泊記・朝食バイキングを食べた感想
※東京ステーションホテル アトリウムの朝食ビュッフェは宿泊者限定の提供となりますが、2018年5月22日(火)・23日(水)・24日(木)・28日(月)・29日(火)の7時から9時の時間限定で、朝食ビュッフェのみを食べることができます。
朝食ビュッフェの料金は4,600円(消費税・サービス料込)。
アトリウムの朝食のみを食べる場合は、利用日の前日14時までの予約が必要です。
14位・天然温泉幣舞の湯 ラビスタ釧路川(北海道釧路市)
2017年の14位:ドーミーインPREMIUM小樽
2016年の14位:ホテル日航八重山
2015年の14位:ホテル日航金沢
ラビスタ釧路川が初のランクイン。
北海道✕ドーミーインの組み合わせは、やっぱり人気が高いです。
15位・ホテルルートインGrand旭川駅前(北海道旭川市)
2017年の15位:ホテルオークラ東京ベイ
2016年の15位:ホテル日航金沢
2015年の15位:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
旭川駅前に位置するホテルルートイングランデ旭川。
宿泊料金が安いわりには、朝食バイキングのレベルが高いことで人気です。
16位・ホテルクラビーサッポロ(北海道札幌市)
2017年の16位:沖縄スパリゾートエグゼス
2016年の16位:沖縄かりゆしアーバンリゾート ナハ
2015年の16位:ホテルオークラ東京ベイ
17位・ホテルユニバーサルポート(大阪府大阪市)
2017年の17位:ホテルユニバーサルポート
2016年の17位:ダイワロイネットホテル那覇国際通り
2015年の17位:ダイワロイネットホテル那覇国際通り
18位・ホテルJALシティ長野(長野県長野市)
2017年の18位:ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄
2016年の18位:ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄
2015年の18位:JRタワーホテル日航札幌
19位・ホテルJALシティ青森(青森県青森市)
2017年の19位:沖縄かりゆしアーバンリゾート ナ
2016年の19位:ホテルオークラ東京ベイ
2015年の19位:ラグナガーデンホテル (沖縄県宜野湾市)
20位・ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄(沖縄県読谷村)
2017年の20位:ダイワロイネットホテル那覇国際通り
2016年の20位:リーガロイヤルホテル大阪
2015年の20位:ドーミーインPremium小樽 (北海道小樽市)
ホテルを選ぶ時ランキングはあくまでも参考に
トリップアドバイザーの朝食のおいしいホテルランキングを毎年見ていますが、集計結果がコスパが良い朝食バイキングに偏りがちだなと思います。
連続1位のホテルピエナ神戸ですが、宿泊料金のわりには料理が豪華で味も良いのですが、とび抜けて美味しいというわけでもありません。
逆に言えば、ホテルピエナ神戸は、ビジネスホテルで豊富な料理数と神戸ならではのメニューを工夫して、連続1位を獲得するのは本当にすごいことだと思います。

今回「やっぱりな」と思ったのは、ラビスタ函館ベイが何年か連続して2位だったのに、いきなり圏外になった点。
ラビスタ函館ベイの朝食バイキングは、好きなだけ具材を乗せて作れる海鮮丼やお料理の種類が多いのが特徴ですが、やはり飛び抜けて美味しいわけではありません。
さらに、ラビスタ函館ベイは年を追うごとに中国人や韓国人観光客の割合が増え、とても落ち着いて食べられる雰囲気ではなく、長い列に並んで料理を取り分けるのも苦痛です。
中国人観光客が食べきれないほど山盛りに料理を取り分ける姿や、テーブルを汚す様子、また、あまりの騒々しさに食欲がなくなり、少しだけ食べてすぐに出てしまったこともあるほど。
上記の理由で、数年前までリピートしていたラビスタ函館ベイには泊まらず、函館では他のホテルに泊まるようになりました。
ベッセルイン札幌中島公園は宿泊料金と朝食料金が安いため、味も内容もまぁまぁというのが正直な感想です。
雅美の個人的感想ですが、いろいろなホテルで食べて本当に美味しいと思った朝食は、バイキングでも料金が高いか、決まった料理をテーブルまで運んでくれるものばかりでした。
トリップアドバイザーの口コミは、どちらかというと私よりも若めの方の投稿が多く、外国人の投稿も多いため、自分の感覚とズレていると感じてしまいます。
美味しい朝食を食べられるホテルを探す時は、
・バイキングが食べたい
・テーブルサービスの朝食をゆったりと食べたい
・高くても美味しいほうが良い
・安くて値段より得をしたと感じる朝食が良い
・ホテルのランク(宿泊料金)=朝食の味というのはある程度一致する
上記の項目を考えながら、るるぶや一休、楽天トラベルなどの口コミを参考に選ぶと間違いないと思います。