東武トレジャーガーデンは、東武伊勢崎線の茂林寺駅から徒歩約15分の場所にあるイングリッシュガーデンです。
東武トレジャーガーデンはネモフィラやシバザクラが美しいと聞いて、あしかがフラワーパークの藤を見るために宿泊していた足利駅から電車で行ってきました。
このページでは、トレジャーガーデンに行った感想の他、駅からのアクセスと注意点、周辺観光について紹介します。
茂林寺駅からのアクセス
東武トレジャーガーデンの最寄り駅は、館林駅ではなく茂林寺駅になります。
茂林寺駅は改札が1つだけの小さな駅。
1つしかない駅の改札を出ると、トレジャーガーデンまでの簡単な地図が掲示されています。
地図に示されたルートのとおりに、改札から斜め方向の道を歩いて行くと、曲がる場所に方向を示した看板があるので、事前に駅からのアクセスを調べなくても迷わずに行くことができました。
トレジャーガーデンと同じ方向に茂林寺があるので、道端には「ぶんぶくちゃがま」のお話が描かれた看板が何枚も立てられています。
お話を読みながら歩くと、けっこう楽しめるかも。
2車線の道路を左に曲がると、「ぶんぶくちゃがま」の話で有名な茂林寺が現れます。
茂林寺の境内には、ぶんぶくちゃがまのタヌキ達の像が何体も並び、それぞれがユーモラスな表情をしていて、訪れる人を和ませていました。
そのまままっすぐ進むと舗装された道路が終わり、湿地帯の中につくられた歩道になります。
けっして歩きやすい道ではなく、場所によっては水たまりやぬかるんだ場所も。
ヒールだと歩くのが大変なので、履き慣れた歩きやすい靴を履いていくようにしましょう。
しばらく歩くと「ぶんぶく茶釜」のタヌキが飾られた橋に出ます。
愛嬌のあるタヌキを見ながら橋を渡り、少し歩くとトレジャーガーデンに到着。
車と同じルートを歩くとかなり大回りになるため、少々歩きにくくても最短ルートで行くのがオススメです。
現在見ごろの花は何?
4月22日(日)に行ったところ、シバザクラとネモフィラは見頃の終わりでした。
東武トレジャーガーデンのシバザクラは、2018年は4月上旬から中旬にかけてが見頃。
4月22日の開花状況は、シバザクラガーデンの一部に植えられた遅咲きの品種のみが満開から咲き終わりといった感じで見頃のピークを過ぎていました。
ネモフィラは見頃の後半といった感じで、葉が目立ち始めていました。
見ごろの終わりとはいえ、リナリアなどのカラフルな花と、ネモフィラのブルー、シバザクラのピンクが織りなすガーデンはとても美しい。
館林が32度を超える記録的な暑さだったため、熱中症になりそうな暑ささえなければ、のんびりと過ごしたいと思いました。
この日、一番キレイだと思った花は、いろいろなカラーがランダムに植えられたリナリア。
ピンク・紫・白・イエローなど、カラフルなリナリアが満開でした。
陽が当たりにくい場所で咲いていた、ピンクのチューリップとネモフィラマクラータ。
涼しげなネモフィラマクラータと、可愛らしいピンクの組み合わせが可愛らしい。
ガーデンの中央には小さな藤棚があり、むらさき藤が満開でした。
32度を超えたこの日は、日陰になる藤棚の下はかっこうの休憩場所。
藤の花やネモフィラを見ながら、熱中症にならないように休憩しました。
強い日差しに負けないカラフルな花を咲かせるアイスランドポピー。
イエロー・オレンジ・レッドのビタミンカラーの花は、見ているだけで元気をもらえます。
バラ園の周りに咲いていた花
トレジャーガーデンは幸せのバラ園がありますが、バラの見頃は5月から6月。
早咲きのバラが数輪咲いているだけで、ほとんどが固いつぼみの状態でした。
バラが咲いたらとても美しいガーデンになりそうなので、5月中旬から下旬にかけて行けば、楽しむことができそうです。
バラは開花前でしたが、バラ園の周りに植えられたオオデマリが満開に。
淡いグリーンの丸い花房は、見ているだけで癒やされます。
バラの根本に植えられた、シバザクラとアジュガ。
アジュガは小さくて雑草のようにも見える花ですが、群生すると紫の花がとてもキレイで華やかです。
ちょこんと咲いていたボリジ(ルリジサ)。
ボリジのはハーブの一種で、星型の花はサラダやスープの付け合せに使われることもあります。
とても美しいブルーの花を見ると、染料として使われていたのにも納得。
レンガの門にはうように咲いているクレマチス。
クレマチスを見ているうちに、北海道旭川のイングリッシュガーデン「上野ファーム」を思い出しました。
紫のクレマチスの後ろ側の壁にまわってみたら、白いクレマチスを発見。
紫も白もどちらもキレイです。
バラ園の隅に植えられているナンジャモンジャの木。
不思議な形をした白い花が満開でした。
ナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)は、「この木はなんじゃ?」と聞かれたことから名付けられたのが由来とか。
日本の限られた地域にしか自生しない貴重な木です。
結婚式を挙げられる聖ペテロ&パウロ教会
東武トレジャーガーデンの園内には、結婚式を挙げられる聖ペテロ&パウロ教会があります。
挙式をしたあとで、美しいガーデンで結婚写真を撮影するプランが人気だとか。
教会の中は、バージンロードと祭壇以外は自由に入ることができて撮影も可能。
とにかく暑い日だったので、涼しい教会の中に入るとホッとします。
しばらくの間イスに座って、熱中症気味になった身体を休ませました。
東武トレジャーガーデンは12時ごろに出ましたが、期待していたシバザクラが見頃の終わりだったので、何だか中途半端な気分。
そこで、茂林寺駅から羽生駅まで移動して、秩父鉄道に乗って秩父羊山公園のシバザクラを見に行くという暴挙に出たのでした。
羊山公園に電車で行った感想はこちらから。
>>羊山公園のシバザクラを見に秩父鉄道で行ってみた|GWの開花状況と電車利用の注意点
タヌキのマンホール
茂林寺の周辺では、タヌキをデザインしたカラーマンホールを発見。
上野画像は、ぶんぶくちゃがまのタヌキと子狸。
こちらのカラーマンホールは、ぶんぶくちゃがまのタヌキ1匹がデザインされています。
ノーマルなマンホールも、ぶんぶくちゃがまのタヌキが中心にデザインされていました。
周りを囲っている花はツツジなのは、日本一とも言われる「館林市つつじが岡公園」が有名だからかも?
まとめ:館林のシバザクラは開花が早かった
東武トレジャーガーデンのシバザクラ・館林つつじが丘公園・あしかがフラワーパークの3つを周るパンフレットを見て、足利から東武トレジャーガーデンに行きました。
羊山公園のシバザクラが見頃だから、東武トレジャーガーデンも見頃だろうと思っていたら、日本一気温が高くなることもある館林のシバザクラは、標高が高い秩父の羊山公園よりも見頃の時期が早いことに行ってから気がつくことに。
館林つつじが丘公園のツツジは見頃の後半だということなので、このあとで秩父の羊山公園に行って、美しいシバザクラを見ることができなかった欲求不満を解消。
東武トレジャーガーデンの美しいシバザクラを見たい方は、4月中旬ごろまでに行くことをオススメします。