薬師寺へ奈良からのアクセスは?

奈良県の薬師寺に行ってきました。

薬師寺は奈良駅から距離がある、西の京エリアに位置し世界遺産に登録されている仏閣です。

この投稿では、薬師寺への奈良駅からのアクセスや正しい参拝方法、周辺でオススメのランチ情報などを紹介します。

奈良駅からのアクセスと最寄駅

奈良から乗り換える近鉄の西ノ京駅が薬師寺の最寄駅アクセスが良いです

薬師寺の最寄駅は西ノ京駅になります。

近鉄奈良駅からは、大和西大寺駅で近鉄橿原線に乗り換えて、急行なら1駅・普通なら2駅で西ノ京駅に着きます。

薬師寺へ奈良駅からバスに乗って行ってみた

乗り換えが面倒な時は、奈良交通のバスが便利。

春日大社本殿から出ている、70系統の六条山行きのバスに乗れば、乗り換えなしで西ノ京駅に行くことができます。

また、JR奈良駅は近鉄奈良駅と離れているため、バスの利用がオススメ。

JR奈良駅前から、70系統六条山行きのバスに乗ることができます。

薬師寺への行き方

西ノ京駅の出口の横には、「薬師寺参道」の看板があるので、矢印の方向へ進むとすぐに薬師寺の入口に到着します。

しかし、駅を降りて参道の方向へ歩いてはいけません

薬師寺にお参りするときは、まずは休ヶ岡八幡宮で身を清めるのが習わしとなっています。

下の画像(地図)と参拝方法の項目を参考に、線路沿いを歩いて、まずは休ヶ岡八幡宮からお参りするようにしましょう。

奈良交通バスの1日乗車券は割引される施設もたくさんあります

また、奈良交通の1日乗車券を買えば、薬師寺の拝観料が割引になり、奈良市街の神社仏閣や観光スポットをまわるのに便利。

奈良の中心部と西ノ京のエリアを通るバスが乗り放題になる、「奈良公園-西ノ京 バス1日乗車券」は500円

500円でバスが乗り放題になり、割引になる施設も多いため、お得に奈良観光ができますよ。

参拝の順番は休ヶ岡八幡宮から

身を清める休ヶ岡八幡宮

休ケ岡八幡宮(やすみがおかはちまんぐう)は、薬師寺を守る鎮守社。

薬師寺を参拝する際は、まずは休ヶ岡八幡宮に参拝して、身を清めるのが古くからの習わしとなっています。

奈良薬師寺の案内図

休ヶ岡八幡宮への行き方は、薬師寺参拝者の駐車場の近く。

JR奈良駅から法隆寺方面行きのバスに乗って「薬師寺駐車場」で降りるとアクセスが良いです。

ただし、奈良駅から法隆寺方面へ行くバスは1時間に1本程度なので、必ず時刻表をチェックしてくださいね。

休ヶ岡八幡宮の参拝方法

古来より薬師寺への参拝の際は、まず、ご鎮守様である休ヶ岡八幡宮に詣で、身を清めてから、というお作法が伝えられております。
心おだやかにお参り下さい。
薬師寺鎮守 休ヶ岡八幡宮

休ヶ岡八幡宮の社殿

石が積まれた上に建てられた社殿は、慶長8年(1603年)の建物です。

間近で見る社殿はあちこちが退色し、積み重ねてきた年月を感じさせ、同時に華やかさと威厳がありました。

現在は、お寺(仏様)と神社(神様)は分けられていますが、休ヶ岡八幡宮は神仏習合を今なお体現しています。

末社の孫太郎稲荷神社

孫太郎稲荷神社とお稲荷様

休ヶ岡八幡宮のお参りを終え、薬師寺の方向へ歩いていくと、孫太郎稲荷神社があります。

孫太郎稲荷神社は休ヶ岡八幡宮の末社で、御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。

身を清めたので、そのまま薬師寺でお参りしようと通り過ぎかけましたが、鳥居の前に佇むキツネさんに睨まれた気が。

よく見ると、とても威厳があるキツネさんで、人間を圧倒するパワーを感じます。

これは無視してはいけないと思い、孫太郎稲荷神社にもお参りさせていただき、薬師寺の境内へ向かいました。

身体を清めたら薬師寺の境内へ

奈良薬師寺の入口

薬師寺の入口には、「法相宗大本山 薬師寺」の文字が。

法相宗(ほっそうしゅう)とは、インド瑜伽行派(唯識派)の思想を継承し、中国の唐時代 に創始した大乗仏教宗派。

法相宗は南都六宗(奈良時代の国家仏教6派の公認された宗派)のうちの1つで、薬師寺は法相宗の大本山となっています。

お寺の手水舎

拝観料を支払って境内に入ったら、まずは手水舎で手と口を清めます。

復元されたニ天王像

金堂の手前にある中門の両脇には、1991年(平姓年)に復元された、二天王像がお祀りされています。

薬師寺のニ天王像

大きく見開いた目は、人間の愚かさをすべて見通されているようで、前を通るときはドキドキしてしまいました。

国宝の薬師三尊像が祀られた金堂

奈良薬師寺の金堂には国宝の薬師如来像が

金堂には国宝の薬師三尊像が祀られています。

中央に、医薬兼備の仏様である薬師如来(医王如来)が鎮座。向かって右側には日光菩薩、向かって左側には月光菩薩が佇んでおられます。

薬師三尊像は白鳳時代につくられたもの。

すべて包み込むような慈愛に満ちたご尊顔で、参拝者を見つめています。

創建当時の建物が現存する東塔と西塔

美しい色彩の西塔

1300年もの月日を重ね、薬師寺で唯一、創建当時より現存しているのが東塔です。

現在は解体修理中で、囲いに覆われていて見ることができません。

東塔の解体修理期間は、平成21年から32年まで約11年間。

修理が終わった東塔を見ることができるのは、平成32年6月の予定となっています。

一方、西塔は1981年(昭和56年)に復元されたもの。

塔は朱色や白で美しく塗装され、奈良を表わす色使いでもある鮮やかな色彩に、思わず目を奪われます。

薬師寺の見どころ「食堂」の阿弥陀三尊浄土図

落慶された薬師寺の食堂

僧侶が食事をするための食堂(じきどう)は、2017年5月に落慶しました。

食堂の拝観券

食堂を拝観するためには、薬師寺の拝観料とは別に500円が必要です。

奈良薬師寺の食堂

訪れた日は、平成の至宝八十三選が特別展示されていて、伝統の織物や陶芸作品などを展示。

奈良薬師寺の食堂

食堂の中は、撮影・スケッチ・携帯電話・スマホ・飲食・喫煙・ペット同伴は禁止。

新たに復興した食堂のご本尊、阿弥陀三尊浄土図はとても大きく、柔らかな色調で阿弥陀様が描かれています。

食堂の阿弥陀三尊浄土図

阿弥陀三尊浄土図の裏側には、黄金色の仏像「千躰佛」が祀られているので、忘れずに裏側にもまわってくださいね。

上の画像の阿弥陀三尊浄土図は、西ノ京駅近くに掲示してあった、食堂の看板を撮影したもの。

実物は、もっと色彩が美しく、長い時間拝観しても疲れないようイスも設置されています。

薬師寺にお参りするときは、食堂も拝観することをオススメします。

不動明王がお祀りされている不動堂

奈良薬師寺の不動堂には不動明王が祀られています

食堂から少し歩いた場所に、不動明王さまをお祀りした不動堂がひっそりと佇んでいます。

ガラス戸が閉まっていたので、そのままお参りしようと思ったら、住職さんが扉を開けてくださいました。

奈良薬師寺の不動堂

せっかくなので、中に入って間近でお不動様を拝見。

鎌倉時代(と聞いた気がします)に奉納されたお不動様は、ものすごい迫力。

退色したお不動様は、さらに凄みを増していて圧倒されます。

間近でお参りさせていただけて、心が洗われた気持ちになれました。

離れた場所にある玄奘三蔵院

玄奘三蔵院の前にはカメが
【玄奘三蔵院の前にはカメが】

玄奘三蔵院は道路を挟んだ場所にあり、建物を囲う回廊の外側までなら無料で見ることができます。

また、玄奘三蔵院は公開期間が決まっているため、拝観したい方は公開日を事前にチェックしてくださいね。

薬師寺の玄奘三蔵院

玄奘三蔵院の公開日は下記のようになっています。

1月1日から1月15日まで
3月1日から6月30日まで
8月13日から8月15日まで
9月16日から11月30日まで

玄奘塔

礼門からは、玄奘塔を正面に見ることができます。

次に参拝するときは、玄奘三蔵院の公開期間中にスケジュールを組む予定。

見ごたえがある、「大唐西域壁画」を拝見して、玄奘三蔵求法の旅をたどりたいと思います。

周辺でオススメのランチはある?

さくらバーガー奈良のオススメメニュー
【厚切り自家製ベーコンが美味しすぎ!さくらバーガー】

今回は薬師寺にお参りしたあと、近くの唐招提寺にもお参りしました。

薬師寺と唐招提寺の最寄駅となる、近鉄 西ノ京駅の前には古びた喫茶店が1店舗営業しているのみ。

また、薬師寺と唐招提寺の周りは住宅街となっていて、お蕎麦を食べられる食堂や、和風カフェが2~3軒営業しているのみでした。

正直なところ、薬師寺周辺でランチを食べたいと思えるレストランは見つからず、近鉄奈良まで戻ってランチを食べることに。

美味しいランチや奈良グルメを楽しみたい方は、近鉄奈良駅周辺でレストランを探すことをオススメします。

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まとめ|見どころが沢山ある薬師寺

薬師寺の門

鮮やかな色彩と、西塔と東棟の2つの塔の写真を見て参拝した薬師寺。

実際にお参りをすると、国宝にも指定されている薬師三尊像の慈悲深いご尊顔に圧倒され、食堂のご本尊「阿弥陀三尊浄土図」に癒され、見どころが沢山あるお寺だと思いました。

それぞれの由来を読んだり、身を清める休ヶ岡八幡宮からお参りをすると、思った以上に時間がかかります。

次回は、もっと時間に余裕をもって、玄奘三蔵院の公開期間中に参拝したいと思いました。

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